本棚って魅力的。その人の趣味趣向が表れやすい場所のひとつだ。
豊能町に2022年にオープンした複合施設・JOZU+(ジョウズプラス)2階のカフェ閑日で、トークイベント「第3回徳さんの部屋『本棚のつくりかた』」が、2024年5月4日(土)に開催される。ホストは“徳さん”ことJOZU+を運営する上手工作所の代表・徳田健二さん。今回は、「本の周辺を漂う」と銘打ったシリーズの第1弾として、BOOKS+コトバノイエの店主・加藤博久さんを迎え、「本棚のつくりかた」をテーマに語り合う。
JOZU+はレストラン「孚(ふぅ)」、カフェ「閑日(かんじつ)」、テイクアウトフードの「穂狐(ほこ)」「two tone yogurt(ツートーンヨーグルト)」と、発酵をテーマにした4つの飲食店からなる。オリジナル家具と金物を手がける上手工作所は、暮らしまわりのものを「つくること」を愛する集団だ。素材を大切に工夫したものづくりを料理にも発揮し、さらに人の縁をつなぐ「まちの縁側」となる場所を目指して、イベントやワークショップなども行っている。
「徳さんの部屋」もその一環だ。「人生にはドラマがある」というのが徳田さんの口癖で、たくさんの人との出会いのなかで、対話を通して心が震えるほどのドラマを感じた経験を、共有したいという想いからはじまった。
JOZU+の2階にある閑日には、通称「本の壁」と呼ばれる本棚があり、「LIFE」にまつわるさまざまなジャンルの本が並んでいる。
選書を担ったのは、BOOKS+コトバノイエの加藤さんだ。BOOKS+コトバノイエとは、兵庫県川西市にある加藤さんの自邸のこと。本棚を中心にぐるりと生活空間を構成した建築の特徴を生かし、2007年に予約制の古書店をはじめた。2013年からは月2回、オープンハウス(オープン本棚?)を行い、本をきっかけに訪れる人たちとの交流を育んでいる。
加藤さんは今回のイベント開催に際して、以下のように語る。
本棚の編集には言葉(キーワード)がいります。それを見つけるのは、クライアントと一緒になって考えていく宝探しのような作業です。
ここJOZU+の本棚は、ぼくが最初にこの新しい施設のキーワードはなんですか?と徳田さんに問いかけた時の「う〜ん、LIFEかな」という言葉ではじまりました。
それがどんな経緯を経てこの本棚になったのか。
ぼくがどういう風に、どんな気持ちで本を選んでいるのか。
そんなことを、のんびりと楽しく話せたらと思っています。Facebookの本イベント告知投稿より(原文ママ)
トークでは、徳田さんが閑日の本棚に込めた想いや、多くのインショップライブラリーを手がけてきた加藤さんが「本の壁」をつくり上げるまでの話などを追っていく。本棚が生まれる過程から、人生を垣間見る機会になりそうだ。
日時:2024年5月4日(土)17:30~18:30
場所:本と緑のカフェ 閑日(JOZU+2F)
料金:1,500円(ワンオーダー制)
予約:こちらから要事前申し込み
※受付締め切りは2024年5月3日(金)。残席があれば当日受付も可能。詳しくは下記へ要問い合わせ
問合:メールinfo@jozu-plus.comまたは電話072-743-9131(JOZU+)
大阪府豊能郡豊能町余野10-1