ジャワ・ガムラン界のパンク、マルガサリによるパフォーマンス公演。
音楽家/ダンサーのヨハネス・スボウォ、
音文化研究者の柳沢英輔によるベトナムのゴング楽団、
美術家の黒川岳とのコラボレートのもと、
元造船所の巨大な製図室から船渠(ドック)の水上までを使用した
サイトスペシフィックなステージをお届けします。
ダンサーやベトナムのゴング、そして水…
様々な出会いを通じてガムランのコンテキストを揺さぶり、新たな可能性を追求します。(主催者より)
日時:2025年3月29日(土)14:00開演 ※13:30開場
※公演時間は2時間程度
※少雨決行、荒天の場合は翌30日(日)に順延会場:クリエイティブセンター大阪(CCO) 4Fドラフティングルーム、屋外ドックエリア、ほか
料金:
一般 前売 3,500円、当日 4,000円
学生 前売 2,500円、当日 3,000円
※未就学児は無料申込:
以下のいずれかの方法で申込、チケット代金は当日、会場にて支払い。
①フォームから申込②メールまたは電話(090-3651-7488)
※「お名前、チケット種別、ご来場人数、お電話番号」をお知らせください。問合:メール 又は 電話(090-3651-7488)
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出演者プロフィール
大阪、京都を拠点に、インドネシアの民族楽器ジャワガムランを用いた表現活動を行う音楽グループ。現代日本におけるガムランを追求することを目指し1998年に結成。インドネシア中部ジャワの伝統音楽(カラウィタン)の演奏をベースにしつつ、作曲家、音楽家との協働による新しい作品の制作や、ダンサーや美術家といった他ジャンルのアーティストとのコラボレーションなど、幅広く活動を行う。また、子どもや障害者、元日雇い労働者、ホームレスなど、多様な背景をもつ人やコミュニティとの創作にも積極的に挑戦している。
2020年には出演した「三輪眞弘祭―清められた夜」が佐治敬三賞(サントリー芸術財団)を受賞。2021年度「一般財団法人川村文化芸術振興財団 ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成」を受託。「サントリーホール サマーフェスティバル2023『ありえるかもしれない、ガムラン』」では大ホールでの公演を行ったほか、小ホールでのアートプロジェクト「En-gawa」を北澤潤とアートコレクティブ「KITA」と共同でディレクションするなど、活動の領域を広げている。
Yohanes Subawa(ヨハネス・スボウォ)
1960年インドネシア、中部ジャワのクラテンに生まれる。インドネシア芸術大学修士課程の舞踊科を修了、高名な舞踊家であるベン・スハルト氏が亡くなるまで2人でユニットをつくり、世界各地で公演を行う。インドネシア芸術大学ジョグジャカルタ校にて教鞭をとるかたわら、独創的なガムラン音楽の作曲家としても活動。作品は50以上にのぼり、いずれもスピリチュアルな瞑想性と大胆な実験性を併せもつ。イタリア、マレーシア、シンガポール、オーストリアなどから長期滞在の講師として招聘されている。日本にはこれまで6度来日し、マルガサリのために『バガスコロ(太陽)』(2003)を作曲。
柳沢英輔
東京都生まれ、京都市在住。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修了。博士(地域研究)。現在、日本学術振興会特別研究員RPD。主な研究テーマは、音響民族誌の理論と方法、ベトナム中部高原の少数民族のゴングをめぐる音の文化。場所の特徴的な響きに焦点を当てたフィールド録音作品を国内外のレーベルから出版している。主な著書に『ベトナムの大地にゴングが響く』(灯光舎、2019年)、『フィールド・レコーディング入門―響きのなかで世界と出会う』(フィルムアート社、2022年)など。
黒川岳
1994年島根県生まれ。2016年東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、2018年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。自身が出会った様々なものの音や形、動きを注視し、それらを自らの身体で捉えようとする行為を繰り返す中で生まれる形や音、動きなどをパフォーマンスや立体、映像、プロジェクトなど様々な形式で発表している。近年は音楽家やダンサー、パフォーマーとのコラボレーションによる作品制作も行う。主な個展に、「甕々の声」(アートラボあいち、2021)、「奥の工場見学」(千丸屋京湯葉本店、京都、2021)など。マルガサリメンバー。
大阪市住之江区北加賀屋 4-1-55 名村造船所旧大阪工場跡地