東大阪市民美術センターにて、特別展「川内倫子とやまなみ工房の風景」が開催。
写真家の川内倫子は、 1972年滋賀県生まれ。 2002年に第27回木村伊兵衛写真賞、2009年に第25回ICPインフィニティ・アワード芸術部門を受賞するなど、 国際的にも高い評価を受け、 国内外で数多くの展覧会を行っている。
川内は2018年から約1年半をかけて、 滋賀県甲賀市にある障害者福祉施設「やまなみ工房」の日常の風景を撮影した。やまなみ工房は1986年に開設されたアートセンター＆福祉施設で、陶芸や絵画、刺繍など、5つのグループに分かれて創作活動を精力的に行っており、ファッションブランドとのコラボレーションなどで多方面から注目を集めている。
たねやグループ発行の冊子『ラコリーナ』14号にて発表された川内の写真には、 やまなみ工房での日々の生活ばかりでなく、国内外から評価を集めるアール・ブリュット作品の制作風景が捉えられている。本展では、 川内の作品とやまなみ工房で制作された作品をあわせて展示することにより、 川内のあたたかなまなざしと透明感のある作風をとおして障害者による芸術活動を紹介。さまざまな属性の人々の共生やインクルーシブな社会の実現について考えていく。
井上優《女の人》2013年 
吉川秀昭《目・鼻・口》2012年
会期：2022年2月11日（金・祝）～3月13日（日）
会場：東大阪市民美術センター 第1・2・3展示室
時間：10:00～17:00 ※3月11日（金）は20:00まで
（最終入場は閉館時間の30分前まで）休館：月曜日（月曜日が祝日の場合は、翌平日が休館日）
入場料：500円 ※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方（介助者1名を含む）、65歳以上（要証明書）は無料
問合：072-964-1313
関連イベント
●トークイベント
①「写真家、川内倫子が捉えたやまなみ工房」＊申込受付終了
日時：2月11日（金・祝）14:00～15:30
講師：川内倫子、丹治史彦（信陽堂編集室）②「障害者施設における芸術支援」
日時：2月13日（日）14:00～15:30
講師：山下完和（やまなみ工房施設長）、濵崎紀美（若草会職員）、川口彩（若草会アート講師）定員：各50人 ※事前申込制
料金：無料（要入場券）
申込：申込専用フォームまたは往復ハガキにイベント名、住所、氏名、年齢、電話番号を記入●映画「地蔵とリビドー」鑑賞会
日時：2月13日（日） 15:40～
2月20日（日）、27日（日）、3月6日（日）、13日（日）14:00～
定員：各回50人 ※先着順
料金：無料（要入場券）
上映時間：62分●学芸員によるギャラリートーク
日時：2月19日（土）、3月12日（土）各日14:00～15:00
料金：無料（要入場券）※申込不要
※新型コロナ感染予防対策により、入場制限を行う場合あり
東大阪市吉田6-7-22
