大阪市立自然史博物館で、鳥の巣の収集家である小海途銀次郎氏のコレクションを一挙に公開する特別展「日本の鳥の巣と卵427」を2022年6月19日(日)まで開催している。
およそ60年をかけて集められた鳥の巣は、日本産の鳥類を中心に168種427点におよび、コレクションとしては日本最大規模。学術的にも非常に価値が高く、これまで多くの図鑑や書籍に掲載されてきた。今回の展覧会ではそのコレクションをすべて公開し、それぞれの鳥の卵もあわせて展示。日本の鳥の巣と卵の多様性、日本で繁殖する鳥と、その変遷についても紹介する。
なお、関連イベントとして講演会やギャラリートーク、子ども向けワークショップなども実施している。本展をさらに楽しむ手がかりとして注目したい。
第52回特別展「日本の鳥の巣と卵427 ––小海途銀次郎 鳥の巣コレクションのすべて––」
会期:2022年4月29日(金・祝)~6月19日(日)
会場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2F)
時間:9:30~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月曜
入場料:大人500円、高校・大学生300円、中学生以下無料(期間内特別展フリーパス 大人1,000円、高校生・大学生600円)
関連イベント
特別普及講演会「全国鳥類繁殖分布調査でわかった日本のそして大阪の鳥の現状と変化」
日時:6月18日(土) 13:30~15:30
講師:植田睦之氏(バードリサーチ代表)
※YouTube配信にて開催
学芸員によるギャラリートーク
日時:6月11日(土)、18日(土) 12:30~13:00
参加費:無料
子ども向けワークショップ「とりの巣どんな巣すてきな巣」
日時:6月11日(土)、12日(日) 11:00~12:00、13:30~15:00(1回約30分)
参加費:無料
大阪市東住吉区長居公園1-23