表現活動集団「オル太」のロームシアター京都での公演に、大阪を拠点とするアーティストのタカハシ ‘タカカーン’ セイジが参加する。
滑稽かつ批判的な眼差しから日常を切り取り、都市における無意識の振る舞いを人・物になって自在に演じてきたオル太。2017年よりさまざまな形態で発表してきた『超衆芸術 スタンドプレー』は、日常のなかで出会う笑いを引き起こす現象を調査し、都市生活で生まれる無意識の身体の動きや、人為的に仮設された街頭のオブジェがもたらす無作為の状況について明らかにしていく作品。
本公演では、新井麻弓、タカハシ ‘タカカーン’ セイジ、玉木晶子、山本悠の4人アーティストと、京都での滞在制作が加わり、現代だからこそ演じられるパフォーマンスを展開する。
新国立競技場の構造モデルから設計したスタジアムをロームシアター京都ノースホールに再現し、「自らが演じること」と「演じることを観ること」が演者と観客、都市と劇場のなかで入れ子構造で立ち上がり、人間の共存に結びついてきた行為を問いかける。
東京を拠点とする表現活動集団。メンバーは井上徹、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chiの 6 名。2009 年結成。いずれも多摩美術大学絵画学科油画専攻出身。人間の根源的な欲求や感覚について、 自らの身体を投じたパフォーマンスを通じて問いかけている。
タカハシ ‘タカカーン’ セイジ
「アール・ブリュット」その創作過程、スペース「FLOAT」との出会いから、企画やパフォーマンス、障害福祉分野での創作支援等現在に繋がる活動開始。主な活動:「無職・イン・レジデンス」(2014〜)、「『芸術と福祉』をレクリエーションから編み直す」(助成:おおさか創造千島財団/2017年度)、スペース「世界」(2017〜)、京都芸術センターにて「京都レクリエーションセンター〜施設のための試演〜」発表(2019)。認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ「たけしと生活研究会」レジデンス・プログラム招聘(2019〜2020)。一貫する関心は個人の表現欲求や尊厳(いる、ということ)、人が関係しあうことで発露する創意、連鎖的な創作性を様々を集いの中にみる。
ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム”KIPPU”
オル太 『超衆芸術 スタンドプレー』日時:2020年 2月8日(土)〜11日(火・祝)
開演時間:
8日(土)15:00
9日(日)18:30
10日 (月)19:00
11日(火・祝)14:00(託児サービスあり)会場:ロームシアター京都 ノースホール
出演:オル太、新井麻弓、タカハシ ‘タカカーン’ セイジ、玉木晶子、山本悠
料金(全席自由):一般前売2,999円(当日500円増)、ユース(25歳以下)前売2,499円(当日500円増)、高校生以下 前売・当日999円 ※要身分証提示
問合:090-7399-6044(オル太制作・上村)
京都市左京区岡崎最勝寺町13