近年、若いアーティスト等が集まり創造界隈が形成されつつある藤井寺市の土師ノ里(はじのさと)エリア。近鉄土師ノ里駅から徒歩15分圏内にある施設のローカルコミュニティによる文化的実践として、2025年以降に周遊型街イベント「はじのさと芸術祭」を開催する計画が発表された。総合ディレクターは、土師ノ里でアーティスト・ラン・スペース「デラハジリ」を運営する下浦萌香が務める。
芸術祭開催までの間、アートによるまちづくりイベントや芸術祭に関わる文化関係者をゲストとして招待し、まちの人々とともに活動内容や課題を知り、実践的な課題解決方法の糸口を学んでいく勉強会としてのトークイベントを実施。
第1回のトークゲストは、此花でギャラリー「the three konohana」を運営しながら、大阪・関西のさまざまなアートの現場で活動する山中俊広。下浦が、芸術祭の開催に向けた取り組みに関する心配事や不安を山中に投げかけ、それらの解決・解消のためのヒントを山中自身の体験談や実践例から聞くという。
山中俊広 ギャラリスト/キュレーター
1975年大阪生まれ。大阪府立大学経済学部卒業。大阪芸術大学大学院芸術文化研究科博士前期課程修了。 2012年よりフリーランスでキュレーターの活動を始め、「HUB-IBARAKI ART PROJECT」、「飛鳥アートヴィレッジ」、「奈良・町家の芸術祭 はならぁと」など、関西の複数の芸術祭・アートプロジェクトで全体を統括するディレクター職のほか、大阪アーツカウンシルの委員などを経て、2023年より大阪芸術大学博物館の学芸員に就いている。 ギャラリストでは、大阪市此花区にコマーシャルギャラリー「the three konohana」を2013年に開廊し、現在も代表・ディレクターとして活動している。 また、近畿大学文芸学部文化デザイン学科と大阪芸術大学芸術計画学科で非常勤講師として、それぞれアートマネジメントの科目を担当している。下浦萌香
はじのさと芸術祭 総合ディレクター/アーティスト/アーティスト・ラン・スペースオーナー
1995年東京に生まれ、大阪で育つ。2020年大阪教育大学大学院教育学研究科芸術文化専攻修了。 2021年5月から制作の傍ら、大阪府藤井寺市にてアーティスト・ラン・スペースデラハジリの運営を開始。アーティストと共に時間をかけて展覧会をつくっている。そして土師ノ里エリアコミュニティに積極的にアーティストを紹介し、ネットワークづくりの補助や、地域の人々と協働できる機会を提供している。また、大阪府藤井寺市・土師ノ里駅から 徒歩15分圏内にある施設のローカルコミュニティによる文化的実践として、来年2025年以降開催予定の周遊型街イベント「はじのさと芸術祭」の総合ディレクターを担当する。
日時:2024年3月22日(金)19:00-20:30
会場:アサノヤ ※Zoomでのオンライン配信あり
トークゲスト:山中俊広(ギャラリスト/キュレーター)
司会進行:下浦萌香(はじのさと芸術祭 総合ディレクター/アーティスト/アーティスト・ラン・スペースオーナー)※トーク終了後の20:30〜22:00に、NowhereHajinosatoにて交流会あり
料金:トークは参加無料、交流会参加者のみ2,500円(フード/ワンドリンク込み)※交流会は立食形式
定員:25名
申込方法:現地参加(および交流会参加の有無)またはオンライン参加を明記の上、はじのさと芸術祭instagram にDM送信(申込締切は3月14日)
主催:まなリンク協議会、はじのさと芸術祭実行委員会
問合:はじのさと芸術祭instagramのメッセージにて
藤井寺市林4-8-5