此花のアーティストランスペース・FIGYAを改修し2021年11月にオープンしたウィンドウギャラリー「FIGYA_SPOT」にて、おおしまたくろうとYüiho Umeokaによる2人展「ミミタブ・アーキテクチャ」が開催。
おおしまは、身近な道具や出来事を素材にした自作楽器の制作と、それらを組み合わせたパフォーマンスを行うアーティスト。車のウィンカーのタイミングのズレを利用したグルーヴマシーン「NB-606」や、魂柱を失ったバイオリンを昆虫として蘇らせる「Violinsect」など、高い技術力を駆使したユーモラスな作品が特徴的だ。
Umeokaは、「デジタル時代におけるアナログ技術の可能性」をテーマに、プログラミングと映像を用いた作品の製作、メディアオーサリング、映像作品の製作、小規模イベントの映像/音響オペレーターなど幅広く活動している。
そんな2人が今回取り組むテーマは、3Dプリンターや3Dキャプチャーなどのデジタル造形技術を援用して音を形にすること。2020年からのコロナ禍自粛期間中に、偶然にも2人は3Dプリンターに興味を持ち、それぞれが音にまつわる造形物の制作していた。
本展では、おおしまはライブ配信を通じて得たマイキングへの興味から制作した耳型マイクを、Umeokaは日頃から録音している日常の音を抽象的な波形として展示する。
作家プロフィール
おおしまたくろう
サウンドマン。 身近な道具や出来事を素材にした自作楽器の制作と、それらを組み合わせた少し不思議なパフォーマンスを行う。音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアによって人々をマッサージすることを目指す。 近作に、車のウィンカーのタイミングのズレを利用したグルーヴマシーン「NB-606」、魂柱を失ったバイオリンを昆虫として蘇らせる「Violinsect」。音の実験ワークショップ「SOUNDやろうぜ」主宰。Yüiho Umeoka
1995年 神戸生まれ。 デジタル時代におけるアナログ技術の可能性”をテーマに作品を制作している。大阪此花を拠点にイベント、展示企画にスタッフとして参加。 プログラミングと映像を用いた作品の製作、メディアオーサリング、映像作品の製作、小規模イベントの映像/音響オペレーターなど幅広く活動を行なっている。
自主上映団体Calling主催
マルチメディアアート集団 鈍行
ワヤン・電子音楽・映像コラボレーショングループ CORONA
ミミタブ・アーキテクチャ Mimitab Architecture
おおしまたくろう
Yüiho Umeoka会期:2021年12月16日(木)〜2022年1月10日(月)
会場:FIGYA(FIGYA_SPOT)
時間:13:00〜20:00
休廊:12月27日(月)〜1月4日(火)
主催:FIGYA
関連イベント
12月26日(日) マルチメディアアート集団 鈍行 オンラインパフォーマンス
1月9日(日) オンラインイベント おおしまたくろう/ Yüiho Umeoka / mizutama(FIGYAオーナー)
大阪市此花区梅香1-18-19