音響と映像に覚醒する。
新作『MEMORIA メモリア』も話題のアピチャッポン・ウィーラセタクン。
カンヌ最高賞の不屈の名作『ブンミおじさんの森』をはじめ、タイ時代の代表作4本を上映!『ブンミおじさんの森』でカンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞。個展「亡霊」開催「フィーバー・ルーム」上演。そして今年2022年、南米コロンビアで撮影した新作『MEMORIA メモリア』が公開されるアピチャッポン・ウィーラセタクン。本特集ではタイ時代の代表作を特集。故郷タイ東北部の森に覚醒された音と映像が映画を拡張させていくアピチャッポンの才能をあらためて全身で感じてください。
※諸事情により『世紀の光』の上映は中止になりました。
(シネ・ヌーヴォWebサイトより)
アピチャッポン・ウィーラセタクン
映画作家・美術作家。1970年、バンコク生まれ。 タイ東北部のコーンケンで育つ。 両親はともに医者で、少年時代は病院が遊び場だった。 幼少時からアートや映画に興味を持ち、映画館に通いだす。 地元のコーンケン大学で建築を学んだ後、24歳の時にシカゴ美術館附属シカゴ美術学校(School of the Art Institute of Chicago)に留学、映画の修士課程を終了。シカゴ留学時代に、アッバス・キアロスタミ、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンらの映画に夢中になると同時に、ジョナス・メカス、マヤ・デレン、アンディ・ウォーホルらの実験的な映画と出会い、商業映画とは異なる映画のあり方を知り、個人的な映画をつくることを決意。1999年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で短編映画『第三世界』が上映され、国際的な注目を集める。同年、映画制作会社“キック・ザ・マシーン”を設立。2000年に完成させた初長編『真昼の不思議な物体』以来、すべての映画が高く評価される。2010年には『ブンミおじさんの森』がカンヌ映画祭最高賞のパルムドールを受賞。2021年には主演にオスカー女優 ティルダ・スウィントンを迎え、初めてタイ国外で制作した最新作『MEMORIA メモリア』がカンヌ映画祭審査員賞を獲得した。
美術作家としても世界的に活躍しており、日本においては、2008年1月に、SCAI THE BATHHOUSE(東京)にて初の個展を開催。以来、東京都現代美術館での「東京アートミーティング トランスフォーメーション」展(2010)や「ヨコハマトリエンナーレ」(2011)など数々の展覧会を通して多くのファンを持つ。2016年には東京都写真美術館での個展「亡霊たち」開催、2017年にはTPAMで「フィーバー・ルーム」が上演され、大きな話題を呼んだ。(ムヴィオラWebサイトより)
日程:2022年5月14日(土)〜22日(日)
会場:シネ・ヌーヴォ
*上映スケジュールはシネ・ヌーヴォWebサイトを参照
上映作品:
『ブンミおじさんの森』2010/カラー/114分/DCP
『真昼の不思議な物体』2000/モノクロ/83分/35mm
アピチャッポン本人が選ぶ短編集(短編10作品、合計112分)
『光の墓』2015/カラー/122分/DCP
『メモリア』2021/カラー/136分/DCP *5月21日(土)〜27日(金)限定上映料金(当日券):
『メモリア』以外4作品 一般1,500円、シニア1,200円、会員・学生1,100円、高校生以下1,000円
『メモリア』 一般1,800円、シニア1,200円、会員・学生1,100円、高校生以下1,000円問合:06-6582-1420
大阪市西区九条1-20-24