美術作家たちによる刺繍作品の企画展です。
それぞれが全く別のアプローチから刺繍という技法を選択し、
「刺繍で何ができるのか」を提示して見せた作品は、
一般的な刺繍のイメージを軽やかにすり抜けて、
時代や次元を越えた魔法のような愛らしさを獲得しています。
刺繍表現の新しい魅力に気づく展覧会となれば幸いです。misomiso
絵画と刺繍の2人組ユニット。
眼に映る像と手触りが形づくる像の間を行き来するように身体的、抽象的なモチーフの作品作りを行う。
「肌を摘む」(2019 犬と街灯 大阪) 「深夜の美術展」内「石をぬう」(2020 GlobalHub 渋谷)
桜井 草平 1988 京都生まれ 2012 大阪大学文学部美術史学専攻卒業
新谷 みなみ 1991 京都生まれ 2013 大阪大学外国語学部ドイツ語専攻卒業中村 協子/NAKAMURA Kyoko
関西を拠点に国内外の展覧会やアートフェアで発表。
イメージの組み替えを元に、少しだけ意味をずらす仕事をドローイングや小さな刺繍で展開している。
1974 宮城生まれ 2000 京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業
「マルクスのちいさいおなら」(2018 KUNST ARZT 京都)
「おかんアートと現代アートをいっしょに展示する企画展」(2020 @KCUA 京都)
「かわいい刺繍と楽しい絵画」(2020 studio J 大阪)
「文字からの地平線」(2021 KUNST ARZT 京都)田口 ナツミ/TAGUCHI Natsumi
刺繍やペインティングを中心に下北山村や尾鷲で活動。
布を溶かし糸だけの刺繍にする技法を編み出し、野生動物や里山の植物をモチーフに制作する。
1991 奈良生まれ 2014 京都芸術大学美術工芸学科卒業
「C’festa 下北山ブース」(2019 奈良公園 奈良) 「3村フェスタ」(2019 BIYORI 奈良)
「OWASE MARCHE」(2019 熊野古道センター 三重)「栞展」(2020 とほん 奈良)
「作品展示」(2022トンガ坂文庫 三重) 「客室展示」(2022 フォレストかみきた 奈良)カサハラユーコ/KASAHARA Yuko
1977年大阪生まれ、京都在住。
大学卒業後、着物職人やアートセラピー講師を経て、
心身の調子を崩したのをきっかけに、2013年より、抽象画を描きはじめる。
描くことは、祈ること、赦すこと、と捉え、言語化される以前の内面世界と向き合いながら、
瞑想するように描いている。多彩な色彩と、ひとふでひとふで祈りをこめた細かい描き込みが特徴。
今回は特別参加として刺繍画を展示。(Webサイトより)
会期:2022年6月4日(土)〜26日(日)
会場:gallery yolcha
時間:14:00~20:00 ※日曜のみ12:00~20:00
定休:火〜木曜
料金:yolcha運賃制(300円で乗車券を購入/同金額分ドリンクに利用可)
大阪市北区豊崎1-1-14