日本各地の海岸線にて、中判フィルムカメラを用いての長時間露光による撮影をしている、松永 繁。
各地の海岸線が描く形状の多彩さに魅了され、2010年から撮影を続けてきました。
同じ場所であっても、季節や天候や潮汐あるいは砂の堆積変化によって、訪れる度に異なる表情を見せてくれるといいます。喧噪な都市部を離れて人がほとんどいない海岸線で、三脚を立ててカメラに付けたレリーズを静かに押し込む。
露光中の数分は陽光の状態を確認しながら周辺観察や、これからの旅路などを思い考えつつ、静かにレリーズを戻しシャッターを閉じる。
波音を主とした自然の音だけに囲まれた所でリラックスした撮影で過ごす。
そんな時間がなんとも至福な時だといいます。本展示では12年に渡り撮影した海岸線の情景を、自家現像処理による手焼きのモノクロプリント(16x20inch)15点を展示予定です。
その美しいプリントクオリティとともに、海岸線が描く美しいイメージをお楽しみください。※汀線(みぎわせん・ていせん)=海面または湖面と陸地との境界線
(主催者より)
会期:2022年9月27日(火)〜10月9日(日)
会場:ギャラリー・ソラリス
時間:11:00〜19:00
休廊:10月3日(月)
料金:入場無料
問合:06-6251-8108 hello@solaris-g.com
大阪市中央区南船場3-2-6
大阪農林会館B1F
あわせて読みたい記事Editor’s Selects