新鋭作家を紹介する現代美術のコミュニティプラットフォーム「Eunoia」と、東京・初台でギャラリーの企画運営等を行う「PAGIC Gallery」の合同展が、北浜のKITAHAMA N GALLERYにて開催される。
本展ではEunoiaから、平田基、マヤ・マルムクロナ、ミーヨン、ジャズ・ヅゥー・イン・チェンの4名の作家を紹介いたします。
Eunoiaのグループ展のテーマはAFFORDANCE(アフォーダンス)。認知心理学における、環境が人間をはじめとする動物に対して与えている価値や意味を指す言葉で、アメリカの心理学者であるJ=J=ギブソンが考案した造語です。ドアノブがついたドアは、ドアノブを動かすことでドアを開ける選択肢があることを我々に示します。
現代美術と鑑賞者にはどの様なAffordance が存在するでしょうか。現代美術の価値や意味は常に問われていますが、それは我々鑑賞者によって変化していくこともあります。ある思想やコンセプトに基づいて作家によって作り出された作品は鑑賞者や展示場所という” 環境” によって新たな意味が生まれ、第三者的価値がつけられていく。鑑賞者が作品の意味を考えている時点で、それは作品に新しい意味を与えていることと同じではないのか?
また逆に、作品のAffordance によって我々鑑賞者はどの様な選択肢を与えられているのか?現代美術の持つ膨らみや意味の拡張性、そのAffordance を、少しでも体感していただければと思います。(プレスリリースより)
PAGIC Galleryは大阪北浜にてグループショー「SUILO」を開催いたします。
台湾を含む国内外にルーツを持つ4名のアーティストが大阪・北浜の地に集まります。水路は物を運び、人を繋ぐ都市の動脈でした。
その役目を徐々に後続のテクノロジーへと譲った工業化以降も、街と街、国と国、山と海の境目を越え、たしかに繋がっている事実を私たちに示しています。
さらに時代が進みもはや情報だけがケーブルでやり取りされる今になってもなお、ノスタルジックな水の路は私たちに本能的な開放と喜びを感じさせ、人々を呼び寄せる力を持っているのです。SUILOでは、どんなに重い物質も浮かべてどんなに遠い場所へも届く水路のように、リミットレスな力を持つアート作品をご紹介いたします。
(Webサイトより)
AFFORDANCE | アフォーダンス
出展作家:平田基、マヤ・マルムクロナ、ミーヨン、ジャズ・ヅゥー・イン・チェンGroup Show ‘SUILO’
出展作家:木村華子、新正春、kinwin、陳京亨、nelku会期:2023年7月28日(金)〜31日(月)
会場:KITAHAMA N GALLERY
時間:11:00〜19:00(最終日は16:00まで)
料金:入場無料
KITAHAMA N GALLERY
大阪市中央区北浜2-1-16
THE BOLY OSAKA B1F