2023年7月26日(水)〜31日(月)の6日間、北加賀屋のクリエイティブセンター大阪とkagoo、および中之島の大阪市中央公会堂の3会場で、アートフェア「ART OSAKA 2023」が開催される。
「ART OSAKA」は今年21回目を迎える、現代美術に特化したフェア。前回は初めて、大型作品に焦点を当てた「Expandedセクション」を設け、好評を博した。(これまでの歴史や前回の様子については、当メディアのレポート参照)
今回は「Expandedセクション」を2会場に拡張。造船所跡の巨大な敷地内にあるクリエイティブセンター大阪と、元家具店の個性的なスペース・kagooに、20組のアーティスト・ギャラリーが、大型作品やインスタレーションなどサイトスペシフィックな作品を展示・販売する。
大阪市中央公会堂では、総勢46軒のギャラリーが一堂に会する「Galleries セクション」を開催。大阪を代表する近代建築の壮麗な空間に、ギャラリスト独自の審美眼で選び抜かれた作品が並ぶ。
さらに、生物学者・福岡伸一氏を招いたトークイベントや、北加賀屋と中之島の会場を船でつなぎ船上でスペシャルゲストがトークを行うアートクルーズなど、関連企画も多彩。会場周辺のアート関連施設との連携も含め、より広域で現代美術を堪能できる1週間となりそうだ。
Expandedセクション
会期:2023年7月26日(水)~31日(月)※会期中無休
会場:クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)、kagoo(カグー)
時間:7月26日(水)、27日(木):13:00~19:00、28日(金)~30(日):11:00~19:00、31日(日)11:00~17:00
Galleriesセクション
会期:2023年7月28日(金)~30日(日)※28日は招待者、プレス関係者のみ
会場:大阪市中央公会堂 3階
時間:7月28日(金)プレビュー 15:00~19:00 ※招待者、プレス関係者のみ、29日(土)11:00~19:00、30日(日)11:00~17:00
料金:
ART OSAKAチケット(3会場入場可能)オンラインチケット: 3,000円、当日窓口払い: 3,500円
Expandedチケット 1,500円 (当日窓口払いのみ)
アートクルーズ(乗船券付 ART OSAKAチケット):6,000円 ※数量限定 (販売期間6/1~7/14)
乗船券:3,500円 ※数量限定問合:一般社団法人日本現代美術振興協会 / ART OSAKA 事務局 info@artosaka.jp
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関連イベント
トーク
「Expanded レビュー&トーク」
国内外で多数の展覧会やコミッションワークを手掛けるキュレーターの金澤韻氏と、大阪の芸術・文化活動の支援や創造活動拠点の提供を行っている千島土地株式会社の木坂葵氏を迎え、これまでの事例を交えながら、アート作品の社会的な役割やExpandedセクションの可能性を探る。日時:7月26日(水)18:00~19:30
会場:クリエイティブセンター大阪 2F
ゲスト:金澤韻(現代美術キュレーター)、木坂葵(千島土地株式会社)
司会:櫻岡聡(FINCH ARTS ディレクター)
料金:無料 ※ただし、アートフェア入場料が別途必要
定員:20名程度 ※事前申込優先、予約はWebサイト(Peatix)から
※配信予定「ハカセが愛してやまないアート:フェルメールからムパタ」
生物学者であると同時に、アートにも造詣が深く、世界中のフェルメール作品を訪ねた旅行記『フェルメール 光の王国』を出版するなど、熱烈なフェルメール愛好家として知られる福岡伸一氏が、人の一生を越える長い歴史の中で、美術作品が辿る(生きる)不思議な運命(いのち)という大きな視野から、アートを愛すること、アートをコレクションすることについて、福岡自身のアート遍歴を紐解きながら語る。日時:7月30日(日)13:30~15:00
会場:大阪市中央公会堂 地下1階 大会議室
ゲスト:福岡伸一(生物学者/作家)
司会:加藤義夫(一般社団法人日本現代美術振興協会 理事)
料金:1000円 ※ただし、アートフェア入場料が別途必要
定員:50名 ※要事前申込、先着順。予約はWebサイト(Peatix)から
協力:小出由紀子事務所
※後日配信予定(有料:500円)–
アートクルーズ&トーク
スペシャルゲストによるトークを楽しみながら、堂島川から木津川の水運をめぐる。
共催:クリエイティブアイランド中之島実行委員会「文化エリア・中之島が目指すところ」
大阪を代表する文化エリア・中之島から、創造ネットワーク「クリエイティブアイランド中之島」を代表して、国立国際美術館館長・島敦彦氏と、graf代表・服部滋樹氏を迎え、美術館という観点と、デザイン・地域プロジェクトという観点から対話を行う。
日時:7月29日(土)12:00 若松浜(中之島)発~13:10 クリエイティブセンター大阪(北加賀屋)着
ゲスト:島敦彦(国立国際美術館館長)、服部滋樹(graf代表)
企画・進行:木ノ下智恵子(大阪大学21世紀懐徳堂、アートエリアB1)
料金:乗船券付 ART OSAKA チケット 6000円、乗船券のみ 3500円
定員:35名 ※要事前申込、予約はWebサイトから「おおさか・水辺・アート」
大阪を代表するアートとクリエイティビティがあふれるまち・北加賀屋と中之島で開催される「ART OSAKA 2023」の出展者で大阪出身の2人の作家によるトークが開催される。「おおさか・水辺・アート」の可能性について、制作拠点や作品テーマなどの観点から語り合う。日時:7月29日(土)13:30 クリエイティブセンター大阪(北加賀屋)発~14:40若松浜(中之島)着
ゲスト:大﨑のぶゆき、大洲大作(ともに美術家)
企画・進行:木ノ下智恵子(大阪大学21世紀懐徳堂、アートエリアB1)
料金:乗船券付 ART OSAKA チケット 6,000円、乗船券のみ 3,500円
定員:35名 ※要事前申込、予約はWebサイトから–
連携イベント
「北加賀屋エリア 特別公開」
フェア期間中、北加賀屋のアート関連施設が特別公開される。
会期:7月28日(金)~30日(日)
会場:MASK[MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]、Super Studio Kitakagaya(SSK)、M@M(モリムラ@ミュージアム)、千鳥文化※7月27日(木)~31(月)展覧会「間 そうぞうのよはく」
フェア期間中、デザイン・クリエイティブオフィスのgrafが中之島で運営するオルタナティブスペース「graf porch」で新井碧、今村源、黒川岳、今野健太、西條茜、マーサ・タトル、松延総司、和田直祐によるグループ展が開催される。
会期:7月28日(金)~8月5日(土)
時間:11:30~18:00
会場:graf porch
休廊:7月31日(月)
企画:DELTA–
フェア開催に伴い、創造ネットワーク「クリエイティブアイランド中之島」と連携して相互割引が行われる。
連携施設:国立国際美術館 ※連携期間:7月8日(土)~8月6日(日)、graf studio(shop & kitchen)※連携期間:7月8日(土)~30日(日)
詳細はこちら
大阪府大阪市住之江区北加賀屋4-1-55
kagoo(カグー)
大阪市住之江区北加賀屋5-4-19
大阪市北区中之島1-1-27