劇団・幻灯劇場、⽇本センチュリー交響楽団メンバー、“クラシカルDJ”として活動する水野蒼生がタッグを組んで創作する演劇作品『Play is Pray』が、豊中市立文化芸術センターにて初演される。
同センターが演劇作品を製作するのは今回が初めて。きっかけは、2021年度に始まった「新・センチュリー豊中名曲シリーズ」だ。このシリーズは、同センターのパートナーシップオーケストラである日本センチュリー交響楽団との共同主催によるもので、オーケストラのクラシック公演に豊中市で撮り下ろした写真の展示、書き下ろしの物語の朗読を組み合わせ、「お客様が五感で聴くコンサート」をコンセプトに実施されている。その物語の執筆を、小説家ではなく劇作家・藤井颯太郎に依頼したことが、今回の企画立ち上げにつながった。
オーケストラが主役のコンサートに劇作家が物語を書くのと逆の発想で、劇作にオーケストラの奏者が入り新作演劇を創るという、同センターの新たな挑戦となる。
藤井が代表を務める幻灯劇場は、若手の俳優が多く、これまでも独自の音楽劇を上演してきた。最近の劇団の単独公演では所属する本城祐哉(振付・作曲)が作曲を手がけているが、本作ではオーケストラ奏者を起用することから、指揮者・作曲家・クラシカルDJとして活躍している若手アーティストの水野蒼生が、本城とともに作品内の作曲・編曲を担当する。
水野にとっては、演劇作品の作曲は初めて。また日本センチュリー交響楽団のメンバーも、俳優と同じステージに立つのは初の経験となる。それぞれの初めての挑戦から、どのようなクリエイションが生まれるのか―さまざまな”Play(遊ぶ/演じる/演奏する)”が交差する舞台の行方に注目だ。
あらすじ
国を越え、渡り鳥の群を追い続ける父と娘。
姉が死んでから父は、私のことを姉の名前で呼ぶようになった。
その代わり(なのか)渡り鳥の中で一番翼が短い鳥のことを、私の名前で呼んでいる。
私たちの旅の行き先は鳥たちしか知らない。
鳥を追いかけ辿り着いた湖畔の村で私は、死んだはずの姉と再会する──。
日時: 2024年2月8日(木)、2月9日(金) 19:30 開演
2月10日(土) 19:00 開演
2月11日(日・祝) 13:00・17:00 開演
※開場は各開演の30 分前会場:豊中市立文化芸術センター 展示室
脚本・演出:藤井颯太郎
作曲・編曲:水野蒼生/本城祐哉
振付:本城祐哉
出演:幻灯劇場(今井春菜、鳩川七海、中尾多福、村上亮太朗、藤井颯太郎)
音:水野蒼生(クラシカルDJ)、本城祐哉
日本センチュリー交響楽団カルテット:巖埼友美(ヴァイオリン)、飯田隆(ヴィオラ)、永松祐子(ヴィオラ)、村田和幸(コントラバス)料金:
2月8日(木)・9日(金)※弦楽カルテットの出演なし
一般 3,000円 、U25(25 歳以下)1,500円
2月10日(土)・11日(日・祝)
一般 4,000円 、U25(25 歳以下)2,000円
※全席自由 ※未就学児入場不可
オンラインチケット https://p-ticket.jp/toyonaka【ご観劇に際しての注意点】
本作は下記の表現を含みます。
・大きな音の鳴る演出
・交通事故の描写
ご観劇に際してご不安やご質問がありましたら、事前にお問い合わせください。問合:豊中市立文化芸術センターチケットオフィス 06-6864-5000(10:00〜19:00/月曜休館)
豊中市曽根東町3-7-2