藤井寺市の近鉄・土師ノ里（はじのさと）駅からほど近い場所に2020年に誕生したNowhere Hajinosato（ノーウェアハジノサト）。長屋をリノベーションし、1階でカフェ、2階でコワーキングスペースを運営。カフェではたびたびアーティストの作品も展示している。
2024年5月1日からは、2023年に続きタカダミユキ個展「勝手に孤独なマテリアル」が開催される。

前回の展示では、ドローイング、版画、粘土などさまざまなメディアを使った作品を展開したタカダ。今回は彼女の作品の中でも特にリズムのある野菜と人物の絵を中心に新作が並ぶ。元々は小説を書いていたという作家の作品には、どこか物語性が感じられる。

Nowhere Hajinosatoは、藤井寺市の中でも昭和の懐かしさが残り、古墳に囲まれ遠い昔に想いを馳せることのできる土師ノ里というまちの魅力を伝えるため、街を巡って楽しむ周遊型イベントや、HAJINOSATO ZINEづくり、古墳を巡る活動などを行ってきた。本企画を通して、タカダの地元でもある南大阪に多くの人が訪れるるきっかけになれば、と願っているという。