2024年4月1日（月）に創刊された日本発のインディペンデントデザインマガジン『Ilmm（アイエルエムエム）』。その創刊を記念した巡回展「Design Journal #0」が、桃谷のATAKAにて、2024年5月24日（金）から6月2日（日）まで開催される。5月10日（金）から皮切りとなった東京展に続き、関西地域では初の機会だ。

『Ilmm』は、プロダクトやインテリアをはじめ、建築やグラフィックなど多岐にわたる領域を扱うデザイン専門誌だ。創造のプロセスや作品の社会的意義に意識を向け、デザイナーの思考や動向を紹介するとともに、歴史的なデザインを新たな視点でとらえ直すことを目的とする。刊行ペースは年2回で、毎号デザイナーへのロングインタビューをはじめとする長文テキスト、豊富なビジュアルで充実した誌面を構成。創刊準備号『Ilmm #0』では、世界の第一線で活躍するフォルマファンタズマ、サビーヌ・マルセリス、セシリエ・マンツ、コンスタンティン・グルチッチらをはじめ、三澤遥による作品なども掲載されている。

本展では、『Ilmm #0』の販売はもちろん、誌面に登場するデザイナーたちの作品や関連書籍を展示。訪れる人々は媒体の世界観をより深く体験することができる。また、会期初日の5月24日（金）には、『Ilmm』編集チームの土田貴宏（デザインジャーナリスト）、吉田裕美佳（FLOOAT）によるトークイベント「『Ilmm』らしいデザインの見方」、レセプションも行われ、いずれも予約なしで参加が可能だ。

人々の暮らしと密接に関わり、豊かさをもたらすデザインに、インディペンデントな視点から照射する『Ilmm』の姿勢や想いを、本展から体感してほしい。