From the Exhibitor
紙や糸、糸くずなどを素材に、縫う、編む、絡める、束ねる、折る、のような生活の中にある技法で形を作ります。
大小様々な柔らかい彫刻です。
何かを見たり触ったり食べたりして、構造や仕組みを知った時の実感をそのまま形にできたらと思います。
糸くずのへなへなしたものを少しねじって置きました。
紙と紙を縫い合わせて光をすかせてみたら、向こうの縫い目も見えました。
糸を絡ませていくうちに固く平らになってきたので、棒にして持ったら愉快です。
軽くて小さいものを置くのに丁度いい、ぺらぺらの台を方眼紙で作りました。
と、ここ最近の「これを こうやって こうしました」の色や形を「こうです」と並べます。–
中村 潤 Nakamura Megu
紙や糸、糸くずなど、身近な素材をさわり、眺めて、やわらかい彫刻をつくる。小学校の図工の先生や、
作ることにまつわるワークショップの活動もしている。1985 京都府生まれ
2011 京都市立芸術大学大学院 彫刻専攻 修了主な展覧会
個展
2024『てで』gallery morning kyoto(京都)
2022『うろうろをへて こつこつのはて』ギャラリー ときの忘れもの(東京)
2019『さて』gallery morning kyoto(京都)
2018 Showcase Gallery 2018-2019『中村潤 展』横浜市民ギャラリーあざみ野エントランスロビー(神奈川)
2017『めいめいの重なり』アートスペース虹(京都)グループ展
2023『紙の不思議展 ペーパーマジック』浜田市世界こども美術館(島根)
2023『なんたうん 2023 -ワークショップ特集-』みずのき美術館(京都)
2022『コレクション展2022-秋冬 特集:田中恒子コレクション』和歌山県立近代美術館(和歌山)
2021『それぞれについて、』 gallery TOWED(東京)
2018『京都府新鋭選抜展2018 Kyoto Art for Tomorrow』京都文化博物館(京都)
2017『清流の国ぎふ芸術祭 Art Award IN THE CUBE 2017 』岐阜県美術館(岐阜)
2014『Art Court Frontier 2014 #12』アートコートギャラリー(大阪)
2011『ゲンビどこでも企画公募2011展』ほか、ワークショップも実施。
受賞歴
2018 京都府新鋭選抜展2018 Kyoto Art for Tomorrow メディア賞 読売新聞社賞
2011 ゲンビどこでも企画公募2011展 審査員賞 谷尻誠賞収蔵作品
『めいめいの重なり 6』(2018) 和歌山県立近代美術館 蔵(田中恒子コレクション)
会期:2024年10月12日(土)~11月2日(土)
会場:hitoto
時間:13:00〜19:00
休廊:火・水曜
企画:hitoto
広報デザイン:タナカタツヤ(hitoto)
大阪市北区天神橋5-7-12
天五共栄ビル301