だんだんと寒くなっていく中、毎日半袖Tシャツだった私の衣服も徐々に袖が長くなって、肌寒い日はセーターを羽織って、冷たい風の吹く日はマフラーもするようになった。
私たちは知らず知らずのうちに自然と対話している。自然に対して、私は私の主張を返している。その見えないコール&レスポンスを具現化させたものが衣服になっていると思う。
だから、さまざまな土地や時代によって衣服が多様な姿になっているのは当然の形で、衣服からその人たちがどんなふうに自然との対話を紡いでいたかが垣間見れておもしろい。
いまこの時代のここに生きながら、自然との会話を改めて意識してみたらどんな衣服ができるだろう?と思い、秋から冬にかけての植物と、それを取り巻く環境を観察しながら衣服ができました。
souyousya
souyousya
松尾曜子
1984年生まれ
埼玉県在住
アパレル会社退職後、souyousya(草曜舎)を始める。
手紡ぎの羊毛糸を使用したタペストリーや、風通しの良い下着などの衣服を制作。
植物(草)と惑星(曜)の観察から見えてくる表現を模索中。
souyousya exhibition
会期:2024年12月13日(金)~25日(水)
※作家在廊日:12月13日(金)、14日(土)会場:EDANE
時間:13:00〜18:00
休業:月曜、木曜
大阪市住之江区浜口西1-2-8
住吉グリーンハイツB-210