
大阪を拠点に活動するkondabaの公演『棟梁ソルネス』が、桑津の大内木工所跡地にて開催される。
kondabaは、大阪の劇団・維新派の解散時のメンバーによって2018年に結成。現在のメンバーは石原菜々子、金子仁司の2名。
既存の劇場ではなく街中に上演場所を探し、そこで行う「遊び」によって、場所の特徴や規則性、言葉、身体などを発見し、それらを組み合わせることによって演劇作品を創作してきた。
本公演で上演する作品『棟梁ソルネス』は、19世紀ノルウェーの作家、ヘンリック・イプセンによって書かれた作品で、とある町で建築の仕事をするソルネスと彼の周りの人物たちによる「家」にまつわる物語。今回は、隅っこ人形劇団ニッチ出演・協力のもと、人形劇の要素を取り入れて上演する。
会場である大内木工所跡地は、昭和初期に建てられてから何度も増改築された跡が残る建物だ。kondabaは、2023年に淡水との共同公演「Play Through Place 1」から関わり始め、2024年の本公演kondaba#4『ユートピア』では、地域へのリサーチやインタビューを行い、「場所で遊ぶ」ことを拠り所にして演劇作品を創作した。
2025年は、地域との関わりをより大切にし、「演劇の遊び」を使った一連の企画(レクチャー・イプセン戯曲の上演・ワークショップ)を開催することで、場所や地域の新たな魅力と、演劇の新たな面白さを、地域の人々と一緒に発見していくという。

『棟梁ソルネス』
作:ヘンリック・イプセン
訳:毛利三彌
演出:kondaba(石原菜々子、金子仁司)日時:
2025年
6月6日(金) 18:30
6月7日(土) 14:00/18:30
6月8日(日) 14:00/18:30
6月9日(月) 14:00/18:30
※開場は開演の30分前会場:大内木工所跡地
出演:石原菜々子、金子仁司、隅っこ人形劇団ニッチ(イルボン、エレコ、おきぬ、五月女侑希、米田みちのぶ)、三田村啓示
入場料:
一 般 前売2,800円、当日3,000円
学 生 2,000円(高校生以下が対象。受付にて年齢が分かる証明書を提示。)
桑津割 2,000円(桑津在住・在勤者が対象。受付にて証明書を提示。)
チケット取扱:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02dv0qyvhqd41.html関連企画
遊び場レクチャー(参加費無料、要予約)
レクチャー① 「家の中の穴を見ながら聞く桑津遺跡について」(終了)
日時:5月11日(日) 14:00~16:00
講師:平田洋司(元大阪市文化財協会 事業企画課長)
聞き手:kondaba(石原菜々子、金子仁司)レクチャー② 「家の中の穴を見ながら聞くイプセン劇について」
日時:5月18日(日) 14:00~16:00
講師:永田靖(大阪大学 中之島芸術センター 特任教授)
聞き手:kondaba(石原菜々子、金子仁司)
予約はこちらスタッフ
美術:高橋かほり
照明:小松裕規(Jun1works)
音響:佐藤武紀
衣装:中村聡一朗
宣伝美術:中村詩おり
制作:八木志菜
人形制作:小田文子、坂本ミン助成:公益財団法人芳泉文化財団 地域文化活性化部門
協力:隅っこ人形劇団ニッチ、のがみ歯科医院、野上千嘉
主催:kondaba問合:kondaba.peergynt.2025@gmail.com
※主催者より:ご鑑賞の際にサポートが必要な場合はご相談ください
大内木工所跡地
大阪市東住吉区桑津3-1-21