
2025年7月29日(火)より、大阪・九条の書店「MoMoBooks(モモブックス)」にて、「刑務所アート展」を知ってもらうスピンオフ企画展が開催される。
「刑務所アート」とは、刑務所で服役する受刑者や、刑務所という制度とかかわる人たちによって生み出される芸術表現活動を指す。
一般社団法人Prison Arts Connections(PAC)は、2023年から「刑務所アート展」を企画・運営。刑務所の内と外、被害と加害を越えた対話と回復の契機を生み出す活動に取り組んでいる。
本展では、刑務所で過ごす人たち、刑務所と関わる人たちの芸術表現を集めて展示するほか、若手哲学者・永井玲衣とPAC共同代表理事・風間勇助の対談「ことばをとどけて対話をつなぐ〜MoMoBooksの哲学対話〜」と、被害者遺族として犯罪被害者・加害者双方の支援を行う原田正治と風間のトーク「原田正治さん×刑務所アート展『弟を殺した彼と、彼の絵と、僕。』」を開催する。
制度的・物理的・心理的な「壁」により、受刑者と刑務所の外にいる人々が理解や交流を深める機会はなかなかないが、今回の展示やトークを、刑務所の中で生きる人々について深く考え、想像するきっかけにしたい。
「刑務所アート展」スピンオフ企画展〜本屋で「壁を越える対話」を考える〜
会期:2025年7月29日(火)〜9月7日(日)
会場:MoMoBooks 2F
時間:11:00〜20:00
定休:月曜、ほか不定休
※会期中にトークイベントや店休などで展示観覧不可の場合あり。当日の同店SNSで確認のこと料金:入場無料
関連イベント
『さみしくてごめん』刊行 & 「刑務所アート」展開催記念
ことばをとどけて対話をつなぐ〜MoMoBooksの哲学対話〜
日時:8月12日(火)19:00〜
会場:MoMoBooks ※配信あり
出演:永井玲衣(作家/哲学者。著書『さみしくてごめん』『世界の適切な保存』『水中の哲学者たち』)、風間勇助(PAC共同代表理事。奈良県立大学地域創造学部講師)
料金:観覧チケット 2,000円+1オーダー500円/配信チケット 1,500円
※チケットの詳細は公式サイト参照原田正治さん×刑務所アート展 「弟を殺した彼と、彼の絵と、僕。」
日時:8月29日(金)19:00〜
会場:MoMoBooks ※配信あり
出演:原田正治(著書『弟を殺した彼と、僕。』、共著『被害者家族と加害者家族 死刑をめぐる対話』)、風間勇助
料金:観覧チケット 1,800円+1オーダー500円/配信チケット 1,800円
※チケットの詳細は公式サイト参照
大阪市西区本田4-9-13