
2026年7月、天王寺に複合アートスペース「OUOU廊(おうおうろう)」がオープンした。阪堺電車の松虫駅すぐ前の元喫茶店+住居の3階建一軒家を改装し、1階にギャラリーとカフェ、2階にアート系の古本、新本を揃える。
アーティストの前田大介が、アートを幅広くカバーできる、つまり展示を見て、分からないことを本で知り、お茶を飲みながらアートについて気軽に話し合えるようなスペースが欲しいとの思いで立ち上げた。
前田はまた、OUOU廊のコンセプトは「既存の市場原理やアートのシステムに依存しながら行う異議申し立て」だとも語っており、新自由主義的な考え方とは真逆のベクトルで経済活動を行うことを標榜している。(詳しくは前田のnoteに掲載されているステイトメントを参照)
グランドオープン後最初の企画として、版画を制作する吉浦眞琴の個展「遠くのかたち、全てを掴む長い腕」が、2026年8月10日(月)より開催される。
アーティストステイトメント
日々を過ごしていると、ごくたまに、思いがけず心の奥に光が差し込むような瞬間があります。
それは、何気ない繰り返しの中に紛れ込んだ、ほんの小さなきらめきのようなもの。
何かを伝えるでもなく、パッと消えてしまうもの。
明確な意図を持って描こうとするよりも、版に向かい、手を動かしているうちにふいに現れるそうしたものに目を凝らし見逃さないように色や形を拾っていきます。
その過程で出会う形は、自分の中から湧いたというより、遠く離れた場所からそっと届いたようにも感じます。–
アーティストプロフィール
1994 神奈川生まれ
2017 京都造形芸術大学美術工芸学科油画/版画コース卒業
2017 国立高等装飾美術学校(École Nationale Supérieure des Arts Décoratifs)交換留学
2019 京都市立芸術大学 大学院美術研究科絵画専攻版画修了個展
2019 砂漠の洪水(芝田町画廊/大阪)
2021 しちひきでもはち(ギャラリー恵風/京都)
2023 雷を捕まえる(芝田町画廊/大阪)
2024 偶然の兆し(堀川新文化ビルヂングneutral/京都)
2025 口先の指差し眼差しの先(ART For Thought/東京)
2025 山から眺める海、間を通る風(芝田町画廊/大阪)
2025 wink(GALLERY IDF/愛知)
2026 幻の行方(ギャラリー恵風/京都)主なグループ展 アートフェア
2024 京都府新鋭選抜展Kyoto Art for Tomorrow 2024(京都文化博物館/京都)
2024 ARTIST’S FAIR KYOTO 2024(京都国立博物館明治古都館/京都)
2024 Art Rhizome KYOTO2024(関西日仏学館/京都)
2024 NAGOYA ART COLLECTION2024(金山南ビル美術館棟/愛知)
2024 FACE選抜作家小作品展2024(REIJINSHA GALLERY/東京)
2025 ART OSAKA2025(大阪市中央公会堂/大阪)
2026 兆しをたどる(gallery Unfold・gallery Biga/京都)アートインレジデンス
2025 南島原市アートビレッジシラキノAIR
2026 金沢湯涌芸術の森AIR

会期:2026年8月10日(月)〜30日(日)
会場:OUOU廊
時間:13:00〜19:00
休廊:月曜 ※8月10日(月)は営業
大阪市阿倍野区松虫通1-1-2






