
今里のギャラリー・JITSUZAISEIにて、Koichiro Kojimaによる個展「麻酔風景」が開催される。
Koichiro Kojimaは1986年大阪生まれ。生家は高槻で1924年より写真館を営む。
舞台俳優、自主映画製作などを経て、2012年にワークショップ「夜の写真学校」を卒業。その後は大阪を拠点に活動している。
アナログ、デジタルを問わず、作品ごとに異なる実験的な手法を用いて制作。
この何年か私は映像や画像を見るための基盤や構造について考え、作品を制作してきました。
今作の出発点は「Screen」という言葉の語源を調べてみたことです。
映像や画像を表示するための幕のことをスクリーンと呼んでいますが、その語源には「隠す」「覆う」といった意味があります。
表示するための幕に真逆とも言える意味が潜んでいる。この両義性が重要なことに思えたのです。考えてみると、現代の情報環境では「何かを見せること」と「何かを覆い隠すこと」の意味はほぼイコールになっているように感じます。
そしてそのような情報、画像や映像は日々私達の生活に侵入してきます。私は日常的にスクリーンの世界を見続けていると、頭がボーっとして目の前に紗がかかったようになり、何にも興味がないのにひたすら画面をスクロールし続けているような状態になることがあります。そして時間が経っていて、驚くほど何も覚えていません。
少しづつ現実感が遠のいていき、薄い膜に包まれ感覚が均質化していく。奇妙な心地よさは中毒性があり麻酔下にある身体のようでもあります。今作はスクリーンという言葉の語源に潜む両義性を出発点とし、その構造の中で自身が麻酔下にある身体のようだと感じた感覚と、そこからの眺めを表そうとしたものです。
Koichiro Kojima


会期:2026年10月10日(土)〜25日(日)
会場: JITSUZAISEI
時間:14:00〜 / BAR 19:00〜 ※21:00以降に訪問する場合は要連絡
休廊:火・水曜
麻酔パーティ
日時:10月16日(金)18:00頃〜
会場:JITSUZAISEI
パーティーでは特別にブリュワーの松本勇士によるクラフトビール「麻酔風景」が用意されています。
個展タイトルと同名のこのビールはかつてピカソやゴッホ、モディリアーニらがパリのサロンカフェで愛飲していたアブサンからのインスピレーションと、かつて麻酔に使用されていたハーブなどを使用し、まさに「麻酔風景」の名とギャラリーという場所にふさわしいビールとなっています。
パーティーはどなたでもお気軽にご参加いただけます。
入退場も自由ですが、おひとり様につき1ドリンクのオーダーをお願いいたします。
(ドリンクの持ち込みはご遠慮ください)
気候も良くなってきた秋の夜にワイワイと麻酔パーティーで楽しくお話できればと思っております!
是非お越しください!!(Koichiro Kojima)
大阪市東成区大今里4-14-18


