
2025年11月に豊崎にオープンした、ショップとギャラリー併設のキュレーション型飲食店「今日と明日の真ん中」。デザイン・ブランディング制作会社の株式会社真ん中が、自社の1階で創業した。およそ半年ごとに探求テーマを設け、土地を訪ね、人と出会う「Survey(踏査)」を通じて得た気づきや問いを、料理や展示、イベント、物販へと展開している。
2026年10月29日(木)からは、「㓛刀 匡允・㓛刀 皓旦 兄弟展」を開催。長野県の森の中で暮らし、木々と向き合いながら、自然の素材を編み、組み、かたちにする編組品作家・㓛刀匡允(くぬぎ まさみつ)と、小豆島で宿「橡人(もくじん)」を営みながら、木の器や道具をつくる木工作家/彫刻家・㓛刀皓旦(くぬぎ ひろあき)を迎え、「命へ還る」をテーマとする展示を行う。
現在、私たちが取り組んでいる踏査(テーマ)「命へ還る」。
その出発点には、山の奥深く、源流域で過ごした時間があります。自分の力だけではどうにもならない自然の中で、火を起こし、水を汲み、食べ、眠る。
そこで感じたのは、私たち人間もまた、この世界に生きる一つの命なのだという、ごく当たり前のことでした。そして、命としての自分を見つめた、そのほんの少し先に、暮らしが見えてきました。
この感覚を、日々の暮らしへどう持ち帰ることができるのだろう。その先を照らしてもらいたいという思いから、㓛刀兄弟にお声がけしました。匡允さんにとって、山は作品の素材を得るためだけの場所ではありません。山に入り、季節の移ろいや自然の営みを感じながら過ごす時間。その日々の積み重ねが、暮らしとものづくりの両方につながっています。
作品には、そんな自然と関わりながら生きる時間が宿っているように感じます。匡允さんは、山へ入り、自然の素材と向き合いながら、自らの暮らしをかたちにしている。
皓旦さんは、家族との日々や宿で過ごす時間を大切にしながら、そこから生まれる必要や想像を、木の道具へとつなげている。暮らす場所も、ものづくりの方法も違います。けれど、お二人の作品には、共通に感じられることがありました。ものをつくることが先にあるのではなく、暮らしが先にある。
その暮らしの中で、必要なものが生まれ、自然と手が動き、道具がかたちになっていく。今回の「命へ還る」では、そんなお二人の作品を迎え、命としての自分を見つめることから、その命をどう生き、どう暮らしていくのか。お二人の作品とともに、私たちもまた、その先を歩いていきたいと思います。
(主催者)
会期:2026年10月29日(木)〜11月16日(月)
会場:今日と明日の真ん中
時間:
月・木・金曜 17:00〜22:00
土・日曜、祝日 12:00〜22:00定休:火・水曜 ※祝日を除く
料金:入場無料
※作家在廊、トークイベントを11月7日(土)に開催予定。詳細はInstagramで後日発表
大阪市北区豊崎6-8-15 1F


