大阪市南部の北加賀屋エリアに残る元造船所の建物を改修して誕生した、アーティストやクリエイターの創作をサポートする複合施設「Super Studio Kitakagaya（SSK）」が、オンラインでのオープンスタジオを開催中だ。

2020年3月末にオープニングイベントを実施予定だったが、COVID-19の影響で中止に。オープン後も定期的にオープンスタジオを開催し、作り手たちの制作の様子を実際に見られる機会を設ける予定が、移動がままならない状況が続いていることからオンラインでの開催に変更となった。

初回となるVol.1は3つのコンテンツで構成。12のスタジオを360度カメラで撮影した「スタジオ公開」では、9月末時点で入居していた11組13人のアーティスト・クリエイターが、それぞれのスタジオで活動する様子が紹介される。加えて、SSKがオープン記念企画として1年間にわたり展開しているプロジェクト「只今」の様子も公開。「只今」は入居アーティストの野原万里絵、林勇気、前田耕平による共同制作で、アーティストらしく「素材」による対話から、当スタジオの創作の場としての可能性を検証・開拓しようとするもの。3人がリレー形式で進行する様子は、Instagramで発信されている。

他には、入居者1人ずつに、制作のテーマからスタジオの使い方までをインタビューした映像や、スタジオ内の展示スペースLabo&Galleryで入居アーティスト3名が行った展示やパフォーマンスの記録が公開される。