芸術や芸能と呼ばれる、ある種“役に立たない”とされるものが、端に追いやられてしまう場面が最近よく見かけられます。実際的な利益や数値で文化を測るなんてナンセンスとスルーするだけでなく、そんな事態になっている現在において、私たちが生きるインフラとしての“芸術文化”をもう一度タフに考え、議論することは、これまで芸術文化によって何かしら影響を受け、いろんなかたちで救われた者として積極的にやっていきたいことです。さて、2012年から発行してきたおおさか創造千島財団のフリーペーパー『paperC』が、紙からWebへと移行しました。イベント・展示情報から地域の文化を担う店舗・スポット、活動するつくり手やアーティスト、研究者などなど、大阪の状況を紹介していくWebメディアとして、これからも活動していきます。大阪の芸術文化のいまを考える特集コンテンツもじっくり仕込み中。お楽しみに。
Event
2019.10.03
#国立民族学博物館#ART#CRAFT#EXHIBITION#TALK#WORKSHOP#吹田#千里

名もなき人々によるアートがみんぱくに集結。「アルテ・ポプラル―メキシコの造形表現のいま」

メキシコの伝統や文化、歴史を多角的に紹介する「アルテ・ポプラル―メキシコの造形表現のいま」が今秋、国立民族学博物館で開催される。

16世紀以降、メキシコにはヨーロッパやアジア、アフリカからさまざまな文化が流入し、独自のものづくりの伝統が生まれた。アルテ・ポプラルとは、異文化のエッセンスを組み込んで作られる民芸アートの総称で、著名な芸術家によるものではなく、職人や一般の人々といった「名もなき作家」の手による芸術表現を指す。

本展示では、先住民族の仮面や毛糸絵、骸骨のオブジェを配して都市の街路を表現したコーナー、典型的なアルテ・ポプラルとされる焼き物のオブジェ・生命の木などを展示。

会期中は随時学芸員によるギャラリートークが行われるほか、メキシコの伝統的なお供え物である死者のパンを親子でつくるワークショップや、メキシコはベラクルス地方の伝統音楽を楽しめる研究公演なども開催予定。食や音楽の観点から、メキシコの文化や歴史を深く学べるイベントラインナップとなっている。

名もなき人々によるアートがみんぱくに集結。「アルテ・ポプラル―メキシコの造形表現のいま」
名もなき人々によるアートがみんぱくに集結。「アルテ・ポプラル―メキシコの造形表現のいま」

アルテ・ポプラル―メキシコの造形表現のいま
会期:2019年10月10日(木)~12月24日(火)
時間:10:00~17:00(入館は~16:30)
休館日:水曜
料金:580円(本館展示観覧料。11月16日(土)・17日(日)は無料)
問合:国立民族学博物館
06-6876-2151

ギャラリートーク
日時:2019年10月17日(木)・31日(木)、11月7日(木)・21 日(木)、12月5日(木) 各回14:00~

ワークショップ
メキシコのパンづくり―死者のパン
日時:2019年10月20日(日)、11月24日(日) 14:00~16:00

研究公演
ソン・ハローチョ―国境を越えるメキシコの歌
日時:2019年10月27日(日) 13:30~15:45(開場13:00)

関連ワークショップ「ソン・ハローチョを楽しもう」
日時:2019年10月26日(土) 13:30~15:30(開場13:00)

みんぱくウィークエンド・サロン―研究者と話そう
「ラテンアメリカのアルテ・ポプラル」
日時:2019年11月3日(日)14:30~15:15

国立民族学博物館 本館企画展示場
吹田市千里万博公園10-1

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