2021年11月26日(金) 〜28日(日)の3日間、DELTA Executive Committee (共同代表:岡田慎平・高橋亮)によるアートフェア「DELTA 2021」が開催された。大阪を拠点に活動する若手ギャラリストが、既存のアートフェアに対する問題意識を投げかける異色のアートフェアだ。今回は、昨年開催された「DELTA Experiment」に続く2回目の開催となり、大阪・東京・京都から16のギャラリーが参加。これまでのコマーシャルギャラリーの枠組みに囚われない新世代のギャラリーから、マーケットを支えてきた老舗まで、個性豊かな面々がセレクトされている。
こうしたアートフェアでは、ギャラリーごとに与えられた画一的なブースによって構成されることが多いが、今回、主催の岡田と高橋はエキシビション形式での開催を試みている。アートマーケットの規模が小さな関西圏で、一般に間口を開き、コレクターの裾野を広げていくことも狙いのひとつとなっているようだ。
11月25日(木)プレビュー当日、会場となったシーサイドスタジオCASOには、各ギャラリーの戦略と作品それぞれの個性が渦巻き、展覧会とアートフェアとが相まみえる空間が現れた。ここでは、写真家・守屋友樹がとらえた会場内外の“狭間”を追体験していきたい。
ここからは、各ギャラリーのプロフィールと展示エリアの様子を一挙に紹介。
会期:2021年11月26日(金)〜28日(日)
会場:シーサイドスタジオCASO https://caso-space.jp/
主催:DELTA Executive Committee (岡田慎平・高橋亮)
協賛:大伸社ディライト、株式会社ダイム、千島土地株式会社、税理士法人池田会計事務所、株式会社イープラス
協力:DMOARTS 、TEZUKAYAMA GALLERY
後援:FM802、FM COCOLO、かもめ焙煎所、プラモ家具、graf porch
パートナーイベント:ART OSAKA、 UNKNOWN ASIA