2021年、依然としたコロナ禍によって、都市と地方を自由に行き来できない日々が続く。都市と地方の分断が進むなかで、その余白に向き合い考えるトークイベントが開催される。
登壇者は福島でローカルアクティビストとしてさまざまな領域を横断する小松理虔氏、島根に住み、ローカルジャーナリストとして活動する田中輝美氏、大阪で社会学者の立場から多文化共生、地域・都市再生などを研究する白波瀬達也氏。住んでいる場所も専門領域も三者三様の登壇者が、地域やまちづくりの問題をどのように解決していくべきかをそれぞれの立場から考察し、話し合う。
まちづくりの問題や地方創生について論じられる場合、都市は都市、地方は地方とばらばらに語られることが多いように思う。都市、地方のそれぞれの事情が他人事ではなく接続する問題として語られれば、それぞれの地域がより自分にも関わる問題として身近にとらえられるのではないか。今回のトークイベントを通して、自分の住む地域・大阪のことを改めて考えるきっかけに、また自分の住んでいない地域について考えるきっかけにもしたい。
イベントの企画者は関西で人文系イベントを企画し、大学外で最高のアカデミズム空間をつくるために活動中の団体、SOCIALDIA(ソーシャルディア)。
小松理虔×田中輝美×白波瀬達也「よそ者の公共性を考える―いわき・島根・釜ヶ崎の現場から―」
日時:2021年9月5日(日)19:00~21:00
会場:Zoomウェビナー
料金:990円
予約方法:PassMarket上でチケット購入