北は北海道、南は沖縄まで53の工芸産地が集う、史上初の体験型イベント「日本工芸産地博覧会2021」が、吹田の万博記念公園内お祭り広場にて開催される。大阪を拠点に活動するクリエイティブユニット・grafが総合ディレクション(クリエイティブディレクショ ン・会場構成・アートディレクション・企画)を担当。
中川政七(中川政七商店)が会長を務める一般社団法人日本工芸産地協会が主催。
コンセプトは「日本の工芸が、今を生きる姿を見よ。ここでの体験が全て、未来の産地をつくる」。会場となる約10,000平方メートルの屋外スペースでは、竹工でできた入場ゲートをくぐると、「伊達干しやぐら」や「たたら吹き」のインスタレーションが出迎える。さらにガラス、金属、石工、陶磁器、木工、漆、紙、繊維、皮革など多様な工芸産地が集結し、実際に製造現場を見学しているような臨場感ある実演やワークショップを展開。産地の風土に根付いたフードマルシェなども予定されている。
また会期中には、工芸や文化について深く考えるきっかけを提供するカンファレンスを、万博記念公園の国立民族博物館内・みんぱくインテリジェントホール(講堂)にて開催。「Lives&Crafts」をテーマに、現在開催中のドバイ国際博覧会にて日本館クリエイティブアドバイザーを務める齋藤精一、ファッションブランドmatohuにて手仕事を見つめなおすメディア「手のひらの旅」を展開する堀畑裕之、関口真希子、宗教史学者であり日本文化の深耕を牽引する中沢新一をはじめ多数のゲストが登壇し、工芸、産地、いのち、いとなみについて講演およびパネルディスカッションを行う。
会期:2021年11月26日(金)〜28日(日)
会場:万博記念公園 お祭り広場(太陽の塔前)
時間:10:00~17:00
出店ブランド : かもしか道具店/Sghr 菅原工芸硝子/Hacoa/マルヒロ/玉川堂/能作/育陶園/HIDA/堀田カーペット /奥出雲前綿屋鐵泉堂/中川政七商店/ササキ工芸/OIGEN/注染手ぬぐい にじゆら/中村節朗石材/アルテマイスター /菊井鋏製作所/ヤマチク/弘前こぎん研究所/指勘建具工芸/和ろうそくkobe松本商店/谷口眼鏡/高野竹工/中井産業/チエモク/増田桐箱店/清原織物/すずも提灯/SOUKI/まくらのキタムラ/ISHIDASEIBOU/笠盛/鍋島虎仙窯 KOSEN/FLAT(髙田織物)/箸蔵まつかん/和泉木綿/琉球びんがた普及伝承コンソーシアム/堺一文字光秀/HEP/幸 呼来Japan/乾レンズ/タケフナイフビレッジ/五十嵐製紙/漆琳堂/佐藤繊維/京都絞美京/CHROMES/絞り染め体験 工房 角野晒染/京からかみ 丸二/京都川端商店/伝統みらい/京都 宮井/エコノレッグ
料金:入場無料 *万博記念公園への入園料あり(大人260円、小中学生80円)
*イベント、ワークショップ等の詳細は公式Webサイトにて。
万博記念公園内お祭り広場
吹田市千里万博公園1-1