藤井寺のはじのさとアサノヤにて、グループ展「軸展(仮)」が開催。
近鉄南大阪線の土師ノ里(はじのさと)駅から徒歩5分の場所にあるアサノヤは、古民家・麻野邸を活用した施設。一時は取り壊しの計画も持ち上がったが、築160年の佇まいをそのまま活かし、地域に開かれた空間として利用されることとなった。
この建物での2回目の企画となる本展には、土師ノ里エリアで活動する若手作家8人が出展。アサノヤの床の間に掛かる掛軸を着想として、和室、門屋、壁、庭など建物全体を使って作品を展示する。
参加作家
岡留優
展示における仮設性に注目しつつ、物体が行為を通してどのように機能し、運用されるか意識しながらインスタレーション、パフォーマンス、映像、木工などいろんなことをやってみせています。
1998 京都府生まれ
2022 京都市立芸術大学構想設計専攻 卒業/京都市立芸術大学修士課程構想設計専攻 入学櫻井正樹
街なかに見られる壁や、そこでの現象をモチーフとして、絵画と壁と街の関係について制作している。
1999 京都生まれ
2019 京都市立芸術大学 美術学部 入学
2022 同大学 四学年在学中下浦萌香
大切なものをより大切にできる方法を考えるために、植物や絵具の痕跡といった五感を刺激する宝物を収集し、組み合わせた制作をしています。
1995 東京に生まれ 大阪で育つ
2018 大阪教育大学教育学部教養学科芸術専攻美術コース 卒業
2020 大阪教育大学大学院教育学研究科芸術文化専攻 修了辻元美穂
抽象的な絵を描いています。 わたしにとって絵を描くことは、色が様々な形をとりながら循環していくこと。それは、季節が巡ること、雑草が生えたり時に枯れたりすること、人と出会いそして別れていくこと、と同じような気がします。
1994年生まれ
2019 大阪教育大学大学院教育学研究科 芸術文化専攻修了西端みずほ
私は人がどのように心の問題を乗り越えるかということに興味があり、心を癒すための場所を作っています。私が表現しているものは、傷つき、恐怖、悲しみ、憧れ、願いです。それらがあわられた空間が人々の心を映し出す鏡となり、無意識に抑えこんだものの解放(つまるところのカタルシス)や見失っていた大切なものの再発見につながることを目指しています。
私が生み出す空間が、傷を抱えたあらゆる存在を受容し、寄り添えることを祈っています。
1994年生まれ
2019 大阪教育大学大学院芸術文化専攻 修了西村昂祐
1999 兵庫県生まれ
2018 大阪教育大学 芸術表現専攻 入学
2022 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻入学2019 ターナーアワード2019 入選
2020 三菱商事アートゲートプログラム 2020年度奨学生ヨシダクスカ
風景や場所とのイメージの距離について考え制作することが多いです。
1998 大阪府生まれ
2022 京都市立芸術大学漆工専攻卒業米田湧泉
大阪藤井寺市のアーティストランアパートメント「マンションみどり」に住みながら管理、展示企画をしている。
現在、空と絵画の平面性を重ねた制作をしている。
1998 京都府生まれ。(Webサイトより)
軸展(仮)
展示作家:岡留優、櫻井正樹、下浦萌香、辻元美穂、西端みずほ、西村昂祐、ヨシダクスカ、米田湧泉会期:2022年4月2日(土)~10日(日)※会期中無休
会場:はじのさとアサノヤ
時間:11:00~17:00
料金:入場無料
藤井寺市林4-8-5