アメリカ生まれベルギー在住の奇才電子音楽、Spencer Clarkが最新プロジェクトStar Searchersを率いて来日。「AVATAR BLUE TOUR JAPAN2020」と題し、新潟・東京・大阪を巡回する。ツアーに帯同するのは大阪を拠点に活動する音楽家Iku Sakan。

Spencer Clarkは、ヴェイパー・ウェイヴの始祖のひとりJames Ferraroとの伝説的ユニットThe Skatersやほかの複数のユニット、さまざまなソロ名義を使い分け、2000年代初頭より活動を続けている。
ベルギーの電子作家Milan W.とともに展開する最新プロジェクトStar Searchersは、Spencer自身が運営するレーベル、PACIFIC CITY SOUND VISIONSより2枚組2時間超の大作『AVATAR BLUE』を2019年末に発表。2021年より順次公開予定だというジェームス・キャメロン監督のメガヒット映画『アバター』続編のオルタナティブ・サウンドトラックとして構想されたという本作は、バイオスフィアプロジェクト、先カンブリア紀、宇宙生物学などにもインスパイアされた、まるで海洋生物の遊泳運動を想起させるような催眠的で未来的なサウンドにより、（あり得たかもしれない）もうひとつの地球・もうひとつの海を描いている。

対する近畿勢は、神戸のアナログ奇態ビートメーカーBonnounomukuro、京都のアンビエントDUB音楽家7FO、そして今回Star Searchersの日本ツアーにも帯同する大阪/ベルリンのIku Sakan。加えてDJにEM Records主宰のKoki Emura（江村幸紀）を迎える。