大阪で誕生し、現在は東京で活動する劇団・子供鉅人(きょじん)が、1年ぶりに新作公演を大阪で行う。
本作は、オリンピック開催予定地の工事現場で働くエロ漫画家タイチが主人公のブラック・スイート・コメディ。「輝かしい日本の未来」のために働きながら自分の未来が見えない彼は、世田谷の裏ミニコミ紙「バックドラフト」に実録不倫漫画「不発する愛情」を連載していた。そんな彼は隣人の主婦、タマキに思いを寄せているが、彼女は自宅で開く料理教室があまりにまずいため、近隣の主婦たちにいじめを受けていた。ある日、工事現場で不発弾が発見される。工期を急ぐ現場は、バイトのタイチに埋め直しを迫るのだった……。
東京へと拠点を移した劇団子供鉅人が描く、2019年の東京。Webサイトに掲載された作・演出の益山貴司のコメントから、作品の芯にあるものが見えてきそうだ。
この世界は沢山の『あきらめ』によって成り立っていると思う。(中略)この作品は、オリンピックだとか令和だとか、時代が輝かしい未来に爆進しようがしまいが、ぶざまな不発弾を抱えて生きる男と女の物語である。あなたは不発していますか?
劇団子供鉅人 本公演ニューカウントvol.10『不発する惑星』
会場:HEP HALL
日時:
2019年10月3日(木)19:30
※公演後、音楽担当oono yuukiによるスペシャルアフターライブあり
10月4日(金)19:30
10月5日(土)13:00、18:00
10月6日(日)13:00、18:00
10月7日(月)14:00
料金:
一般 予約4,000円、当日4,500円
U-25 予約3,000円、当日3,500円
学生 予約2,500円、当日3,000円
高校生以下 予約1,000円、当日1,500円
※未就学児童は入場不可
※U-25、学生、高校生以下は、受付にて生年月日がわかる身分証明書を提示
作・演出:益山貴司
音楽:oono yuuki
出演:益山寛司、影山徹、億なつき、ミネユキ、山西竜矢、益山U☆G、うらじぬの、地道元春、益山貴司(以上 劇団子供鉅人)
大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE 8F