日本を代表する名優にして怪優・丹波哲郎。大作映画に欠かせない存在であり、
お茶の間の人気者、そして国際スターでもあった日本を代表する個性派俳優。
2022年に生誕百周年を迎えたことを記念して、デビュー作から大ヒットしたあの
作品、知られざる佳作まで全17本、一挙上映!丹波さん、霊界はどうですか?丹波哲郎 略歴
1922年(大正11年)7月17日、東京生まれ。本名:丹波正三郎。
中央大学法学部在学中の43年、学徒動員。立川航空隊(今の横田基地)で敗戦を迎える。戦後、大学に復学し48年に卒業。
俳優を志し、51年に新東宝に入社。52年『殺人容疑者』で映画デビュー。58年にはテレビドラマ『丹下左膳』でドラマ初主演。
新東宝時代、ギャングや時代劇の悪役を演じ人気を得るが、59年、当時の新東宝社長・大橋貢と衝突し退社、以後フリーとして各社に多数出演。
東宝・新東宝・松竹・東映・日活・大映とメジャー会社6社で、主演作をとった俳優は丹波哲郎しかいない。
61年の石井輝男『霧と影』、深作欣二『白昼の無頼漢』や、『丹下左膳』(63年)、『暗殺』(64年)など時代劇・ギャング・任侠映画など幅広く出演。そして63年のテレビ時代劇『三匹の侍』などでスターとしての地位を確固たるものとした。
また、61年のキャロル・ベイカー主演『太陽にかける橋』、世界的ヒット作『007は二度死ぬ』(67年)など、国内に留まらず国際俳優としても活躍。
68年から5年に渡り主演したテレビドラマ『キイハンター』は個性派俳優として大きなブームを巻き起こし、また『御用金』(69年)、『軍旗はためく下に』(72年)、『砂の器』(74年)など、豪快さとアクの強いキャラクター、存在感に満ちた俳優として名作から話題作、珍品まで400本以上の作品に出演。その間、毎日映画コンクール、ブルーリボン賞、日本アカデミー賞など演技賞も多数受賞。
また、癌で亡くなった友人の“生への見苦しい執着”と死に様の“醜悪さ”に驚き、“死”と“死後の世界”の研究を始めたことをきっかけに、30代後半から霊界のスポークスマンを自認し、手がけた著作は70冊以上。広報活動にも積極的に取り組み、『大霊界』シリーズの製作や、各地での講演会にも精を出した。
2006年9月24日肺炎のため死去。享年84。(Webサイトより)
会期:2023年4月29日(土)~5月26日(金)
会場:シネ・ヌーヴォ
料金:
当日券 一般1,500円、シニア1,200円、会員・学生1,100円、高校生以下1,000円
一般3回券3,900円、シニア3回券3,300円、会員3回券3,000円トークイベント
日時:5月21日(日)13:45『ポルノ時代劇 忘八武士道』上映後
ゲスト:春日太一(映画史研究家)
大阪市西区九条1-20-24