この度、山中suplexの別棟「MINE」では、内モンゴルに生まれ、現在は京都で活動するアーティスト・ハブリによる個展「用事がなければ、帰ってこないで(DON’T COME BACK HOME, IF IT IS NOT NECESSARY)」を開催いたします。
4月頭より、MINE(大阪)と山中suplex(滋賀)を行き来しながら新作を制作しているハブリは、内モンゴルで基礎的な美術教育を受けた後、2016年に日本に移住しました。東京をはじめ日本各地で暮らした経験を元に、故郷を離れて暮らす自己の生活と、自身のアイデンティティである内モンゴル及び中国との関わりをテーマに作品制作を行っています。2020年から始まった中国政府のゼロコロナ政策に乗っとり、父から電話で伝えられた「用事がなければ、帰ってこないで」という言葉をタイトルにした本展では、彼がこれまで各地を移動しながら生み出してきた過去作に加え、故郷でよく食べていた料理と日本の工芸技法を組み合わせた新作を発表します。
また、5月6日(土)には、神戸大学国際文化学研究推進センターに所属し、同じく内モンゴル出身の研究者・哈斯高娃(ハスゴワ)氏をゲストとしてお招きし、日本において普段意識することの少ない内モンゴルを中心とした関連トークイベントを実施いたします。ハブリの作品を社会的、歴史的、政治的な角度から読み解くことを通して、より多角的な作品解釈を試みます。
(Webサイトより)
ハブリ個展「用事がなければ、帰ってこないで(DON’T COME BACK HOME, IF IT IS NOT NECESSARY)」
会期:2023年4月29日(土)、30日(日)、5月3日(水・祝)〜7日(日)
会場:MINE 5階
時間:13:00~19:00
料金:入場無料
関連トークイベント「草原とか遊牧民?内モンゴルの現在」
日時:5月6日(土)18:00〜(1時間程度を予定)
会場:MINE 4階 緑の間
ゲスト:哈斯高娃(神戸大学国際文化学研究推進センター)
※言語は日本語
料金:入場無料
大阪市西区新町2-9-4
NANEI 新町 bld. GALLERY 02 街区