ミュージシャン、画家、詩人など多様な顔をもつアーティスト・友川カズキの、競輪にのめり込む2010年夏の日常と表現活動を記録したドキュメンタリー映画『どこへ出しても恥かしい人』が、2023年5月1日（月）から6日（土）にかけ、梅田Lateralにて上映される。

代表曲「生きてるって言ってみろ」や、歌手のちあきなおみへ提供した楽曲「夜を急ぐ人」などで知られ、画家としても作家の中上健次や映画監督の大島渚など数々の文化人から賛辞を浴びた友川。しかし、大衆から受け入れられることはなく、20年以上にわたり競輪に熱中しながら、慎ましやかな生活のなかで表現活動を続けてきた。一日の大半を競輪に費やし、絵を描き、ライブで歌う。本作は、そんな世に稀に見る無頼・友川の生きざまを見つめる。

今回の特別上映は、2022年12月、友川が同店でワンマンライブを行った縁で実現。期間中は書籍やCDが販売されるほか、同作の監督を務めた佐々木育野がセレクトした、西成の醸造所「Derailleur Brew Works」のビールも楽しめる。5月3（水）〜5日（金）は入退場自由の3回上映。酒の味わいとともに友川の暮らしを体感する機会になるだろう。