国内外で活躍するダンサー・振付師の寺尾茉理加。
彼女の主催するコンテンポラリーダンスグループ
”persephone(ペルセポネ)”の新作公演『hinemos』が、
2023年7月15日(土)、16日(日)の二日間、
本庄西の現場にて上演される。本作品のコンセプトは「時間感覚」。
状況によって人は、時間の経つスピード感が異なる。
「時間に環境的要因があるのだとすれば、
自らでこの感覚をコントロールすることは
できるのだろうか」という、
彼女の「時間感覚」に対する
一種のアンチテーゼを表現した作品だ。寺尾茉理加と第一回の公演から活動を共にし、
バレエにより培われた、しなやかな体躯で舞う高林南美。
そしてバトントワーリングをバックグラウンドに持ち、
強いフィジカルと自由な表現動作が持ち味の鵜澤玲奈。
この3名のダンスは常に緩急を伴い、
時間の加速やロールバックを彷彿とさせる。
彼女らの踊る空間そのものを
時間軸に落とし込んだかのような映像は、
デジタルアーティストの棟光里が手がけている。
そしてバックで流れる、
どこか静寂さを伴う迫力のテクノミュージックは、
ムネリサが作品のために書き下ろした一曲。三要素の調和が織りなす彼女らの作品。
ぜひ五感を通して味わっていただきたい。文=花﨑大輔
日時:2023年7月15日(土)、16日(日)各日19:00~(開場:18:30)、21:00~(開場:20:30)
会場:本庄西の現場
演出・振付:寺尾茉理加
出演:persephone(鵜澤玲奈・高林南美・寺尾茉理加)
空間映像:hikari mune
音楽:ムネリサ料金:3,000円(税込・全席自由席)
※購入はWebサイトから
大阪市北区本庄西1-6-24