大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco] が、2022年度まで開催してきた子ども向けプログラム「こどもアート学科」をブラッシュアップし、小学生を対象に全5回の「こどもアーツカレッジ」を開講する。
アートを入り口とし、子どもたちに幅広い学びを提供する本事業では、関西を拠点とする若手アーティスト5名を講師に迎え、それぞれの専門分野を生かしたプログラムを実施。子どもたちが自ら考え、つくることを楽しく学びならが体験できる。
なお、2024年3月(予定)に「こどもアーツカレッジ」展を開催し、全プログラムの取り組みの発表の場を設ける。
講師プロフィール
川口奈々子
京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。コラージュやドローイングを重ねながら、自身の中にある言葉になる前のイメージや形を観察し絵画を制作している。森山佐紀
1988年アメリカ生まれ、2015年京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻漆工領域修了。主に壺や石など、古来呪術の道具や魔除けとして使われていたものをモチーフに、漆芸作品を制作。人間の想像力と生活、精神と物質の結びつきをどのように現すのか、「塗っては研ぐ」を繰り返す漆工の技法を通して考えている。山本麻紀子
2005年京都市立芸術大学・大学院 絵画専攻 構想設計修了。ある特定の場所のリサーチを通して観察や考察を続け、その場所に関わる人たちとのコミュニケーションを生み出しながら活動を行う。その一連の過程を、絵、写真、映像、染め、詩集など様々な形式に展開させて作品制作を行っている。小西景子
1993年京都生まれ。京都市立芸術大学大学院絵画専攻(版画)修了。写真を不安定な方法で紙に印刷することで、写真がただの物体に見えたり、現象が写真のように見えることの面白さについて考えながら作品を作る。花岡伸宏
1980年、広島県生まれ。京都市在住。2006年に京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。京都芸術大学非常勤講師、高齢者介護福祉施設職員。木彫や身の回りの物、既製品などを組み合わせた立体作品において、作為と無作為、完成と未完成など、「つくる」時間の経過を可視化しモノの新たな関係性や形を探求している。
日程:2023年10月22日(日)〜2024年2月4日(日)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco] 2階ルーム8
時間:各日とも 午前 10:30〜12:30 午後 14:00〜16:00 の2部制
講師・プログラム:
10月22日(日) 川口奈々子「油絵具で油彩転写にチャレンジ!」
11月3日(金・祝) 森山佐紀「研いで磨いて漆の風景石を作ろう」
12月3日(日) 山本麻紀子「はたらいているひとやものにメッセージを送ろう」
1月21日(日) 小西景子「版画で自分を刷ってみよう!」
2月4日(日) 花岡伸宏「家にあるものをつかって立体作品をつくろう」対象:小学生
参加料:各回2,000円(税・材料費込)※当日会場受付にて現金払い
定員:午前・午後 各12名(要予約・先着順)
申込方法:こどもアーツカレッジWebサイトから申込
問合:06-6441-8050
大阪市西区江之子島2-1-34