本展示は、自主上映団体Callingに参加する映像作家の中からアニメーションを表現手法とする5名の映像作家による映像インスタレーション展です。アナログからデジタルまで多彩なアニメーション表現手法と、インスタレーションならではの展示手法を駆使して、アニメーションに新たな視点をもたらす試みを行います。
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参加作家プロフィール
片岡拓海
書道アニメーション
1995年大阪生まれ。京都精華大学卒。映像作家。自主上映団体「Calling」メンバー。現在は印刷会社でDTPオペレーターとして勤務しながら、書の作品としての「書動」シリーズを中心に、実写映画も制作している。
2022年、大阪/此花のショーウィンドウギャラリー「FIGYA_SPOT」にて、個展「書動―Animated character―」を行った。さとうゆか
布フィルムアニメーション
1992年北海道生まれ。アニメーション作家。
版画技法を用いた抽象アニメーションや布フィルムなどを制作している。
Holland Animation Film Festival、新千歳空港国際アニメーション映画祭など国内外の映画祭でノミネート・受賞。現在は育英館大学助教。上映団体「EZOFILM」代表。柴原直哉
版画アニメーション
1995年滋賀県生まれ。
木版画によるアニメーション制作を行う。
浮世絵の技術と独自の装置を用いて、大量の木版画を摺ることでアニメーション化する。
木版は自身のラクガキから製版しており、それらを再構成することで思考の動きを表現している。
現在は他者のラクガキを収集し木版化するプロジェクトを進行中。丹羽彩乃
3DCGアニメーション
独自のルールの設定や、描画する過程に意図的な制限を設ける手法で実験アニメーションを制作する。メディアの特徴を再考する制作態度に加え、近年では「アニメーション制作をいかに生活の一部に組み込めるか」を意識し、日常的に継続しやすい制作手法について模索している。Yüiho Umeoka
プログラミングアニメーション
デジタル時代におけるアナログ映像技術の可能性”をテーマに作品を制作している。大阪此花を拠点に映像作家・テクニカルとして活動中。
プログラミングと映像を用いた作品の製作、メディアオーサリング、映像作品の製作、小規模イベントの映像/音響オペレーター・映像配信など幅広く活動を行なっている。
自主上映団体Calling 主催メンバー–
主催者について
自主上映団体 Calling は、京都、大阪、神戸の京阪神間に在住し活動する4名の映像作家により立ち上げられた上映団体である。
様々なジャンル、スタイル、場所に対してCalling(呼ぶ)し、交流していく活動を通じて新たな映像の在り方を希求している。前身企画として2019年2月9日から11日の3日間に京都五条lumen galleryにて平成生まれの映像作家のための自主上映会「平成Calling」を企画。
日本全国の地域で活動する若い世代の映像作家の作品を集め上映を行なった。以降、東京(渋谷 イメージフォーラム)・大阪(此花 FIGYA)・韓国 釜山(釜山国際映画祭 招待企画)など様々な地域で上映活動を意欲的に行い活動している。
(Webサイトより)
自主上映団体Calling企画 アニメーション作品展
「二〇〇光年先でまばたき」会期:2024年3月3日(日)〜10日(日)
会場:FRAME in VOX
時間:12:00〜20:00 ※3月3日(日)、10日(日)は14:00〜20:00
料金:入場無料
参加作家:
片岡拓海(書道アニメーション)
さとうゆか(布フィルムアニメーション)
柴原直哉(版画アニメーション)
丹羽彩乃(3DCGアニメーション)
Yüiho Umeoka(プログラミングアニメーション)オープニングパーティー
日時:3月3日(日)17:00〜主催:Calling
共催:FRAME in VOX
機材協力:(株)デンキトンボ、YVStudio、FIGYA
京都市中京区河原町通三条下ル大黒町44
河原町VOX 3F