The Third Gallery Ayaの若手支援プロジェクト「824」に参加するアーティスト・菊池和晃の個展が、6月16日(火)から同ギャラリーにて開催している。
近年、菊池は作品制作の補助道具として機械を自作し、それを用いて“泥臭い”ほど実直な身体パフォーマンスすることで、作品を生み出してきた。たとえば、2018年制作の〈Muscle:series〉では、トレーニングと絵を描く行為を一体化させた機械を製作。自身の肉体を鍛えることにより、その成果物として絵とそのパフォーマンスを作品として表した。
本展で披露するシリーズ〈円を描く〉は、機械のハンドルを6000回以上回すことでひとつの円を描くという、途方もない時間と労力をかけて生み出されたペインティング作品だ。会場では、その制作過程を記録した映像を展示する。
菊池和晃|KIKUCHI Kazuaki
2016年 成安造形大学 美術領域 現代アートコース 卒業
2018年 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画専攻 構想設計クラス 卒業主な個展
2019年「Muscle」The Third Gallery Aya(大阪)
2016年「菊池和晃 + にしなつみ 個展 KISS」KUNST ARZT(京都)
2014年「箱の中に在る表面」成安造形大学【キャンパスが美術館】ギャラリーキューブ(滋賀)主なグループ展
2020年「京芸 transmit program 2020」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
2020年「京都府新鋭選抜展-2020-」京都文化博物館
2019年「超暴力展」山下ビル(愛知)
2018年「エイリアスーコレイガイノスベテー」+1art(大阪)
2018年「以”身”伝心 からだから、はじめてみる」ボーダレスアートミュージアムNO-MA(滋賀)
2018年「2018 秋の芸術月間 セイアンアーツアテンション11 playing BODY player 」成安造形大学【キャンパスが美術館】(滋賀)
2017年「若手芸術家支援企画 1floor2017 合目的的不毛論」神戸アートビレッジセンター(兵庫)
2017年「Vvk20 ウォーホル美術」KUNST ARZT(京都)
2015年「パフォーマンス・アートの現在、ニパフの現在」ニパゲン大阪
2014年「箱の中に在る表面」gallery ARTISLONG(京都)
会期:2020年6月16日(火)〜27日(土)
会場:The Third Gallery Aya
時間:木・金曜日12:00〜19:00、土曜日12:00〜17:00、火・水曜日アポイント制(前日の12:00までに下記の問合先まで要申し込み)
問合:info@thethirdgalleryaya.com
関連情報
京都市立芸術大学を卒業あるいは修了して3年以内の若手作家の中から注目するアーティストを紹介するプロジェクト「京芸 transmit program」に、菊池和晃が参加。〈円を描く〉シリーズを出展している。
会期:2020年4月4日(土)〜7月26日(日)11:00〜19:00(月曜休廊)
会場:京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA(アクア)
出展作家:菊池和晃、小嶋晶、西久松友花、宮木亜菜
問合:075-253-1509