
イギリス・ブリストルのグラフィティ・シーンから登場し、世界的な評価を得た先駆的なアーティストの一人であるSickboy(1980〜)の個展が、谷町六丁目のPOLにて開催される。
Sickboyは、「The Temple」と呼ばれる赤と黄色の寺院を模したストリートロゴと、「Save the Youth」のスローガンに代表される作品が代表的。フォルム、色彩の相互作用を探求するほか、ユーモラスなキャラクターを用い、抽象的で不条理な現実をさまざまなメディアで表現している。近年は、創作活動をデジタル領域へと拡張し、物理空間、メディア、時間を横断しながら人の認識の限界に挑戦している。
2025年5月〜7月末まで、北加賀屋のSuper Studio Kitakagayaにて滞在制作中。
今回の個展では、新作のペインティングの展示に加え、アートブックや少部数のリソグラフポスターを販売する。
『Forever Epitaphs』は、Sickboyによる新作シリーズであり、記念碑とメッセージ、永続性と遊びの境界を曖昧にするような〈描かれたマントラ〉を展開します。
独自のタイポグラフィとイラストレーションの融合で知られるSickboyは、言葉を重層的な視覚表現へと変換し、それぞれの作品を現代の精神に捧げる、謎めいた詩的なエピタフ(墓碑銘)として提示します。

Sickboy「Forever Epitaphs」
presented by Pulp会期:2025年7月6日(日)〜20日(日)
※作家在廊日:7月6日(日)、11日(金)、18日(金)会場:POL
時間:月・火・金曜 13:00〜18:00、土・日曜 12:00〜20:00
休業:火〜木曜
大阪市中央区谷町6-18-29 2F