
藤井寺市にあるアーティスト・ラン・アパートメント「マンションみどり」では、制作活動を行うアーティストのために、一時的にマンションの空き部屋をアトリエ兼住居として貸し出し、制作から成果発表までサポートするレジデンスプログラムを運営している。
2026年7月からは、東京在住のアーティスト・麦原一がマンションみどりに滞在し、作品制作を行った。その成果を発表する展覧会「ANNEX」が、2026年8月22日(土)からマンションみどりにて開催される。
麦原は1997年宮城県生まれ、東京都在住。山脇美術専門学校ビジュアルデザイン科卒業。
グラフィックデザイナーとして勤務後、2019年よりぬいぐるみ制作を始める。ジャンルにとらわれない表現を目指し、初個展となる本展ではラブホテルをモチーフに、アクリル画、版画、サイアノタイプ、歌集を展示する。
展示作家より
雨の日のネオン眩しく回転ベッドにて吾は台風の目となる
──── 歌集『台風の目』より田舎道を走っていると突然「ホテル」と書かれた看板が鬱蒼とした木々から出現します。
子供ながらにそれは、決して親の前で口に出してはいけない秘密の場所であると認識していました。でもなんという愛らしさを持つ建物でしょう。
暗い道で輝くネオンサインは星よりも月よりも興味深く綺麗です。
大人になってから、その建物が存在する本来の目的ではなく「ただその建物を見たいから」という理由でラブホテルの前をうろうろしたり1人で泊まったりする事が増えました。ラブホテルを写真に収め続けて10年以上経ちます。
マンションみどりに滞在したこの2ヶ月で、私が撮ったものはマニアックな楽しみから作品へと変わっていきました。「ANNEX」は別館や離れという意味を持ちます。
ホテルの名称によく使われるほか、私自身が東京を離れて大阪に滞在していること、ぬいぐるみというジャンルから離れて制作を行っていることからタイトルをつけました。
麦原一による美術活動の新境地をご覧いただければ幸いです。
会期:2026年8月22日(土)〜31日(月)
会場:マンションみどり301号室
時間:13:00〜18:00
休廊:8月26日(水)、27日(木)
料金:入場無料
藤井寺市惣社2-5-22



