大阪梅田から地下鉄で北上すること約15分、服部緑地に近い緑に恵まれた住宅街にある古本屋・blackbird booksで、短歌と絵というユニークな組み合わせの展示が行われる。

歌人の岡野大嗣は1980年大阪生まれ。2011年から短歌を始めた彼の、5年ぶりの第二歌集『たやすみなさい』が、10月上旬に発売。この刊行を記念しての本展は、歌集の装画・挿絵を手がけたイラストレーター・安福望との2人展だ。

すでに岡野の前作『サイレンと犀』でも2人はコラボレーションしているが、blackbird books店主の吉川氏によれば、「安福さんの絵は風のように、岡野さんの歌、言の葉を運んで来てくれます」とのこと。2つの表現が交わることで、どのような世界が生まれるのか。会期中には岡野による短歌教室も開催される。