大阪市在住のアーティスト、木村華子の個展「[ ] goes to Gray」が、京都のアートホテル&ホステル「KAGAN HOTEL -河岸ホテル-」にて開催される。キュレーションは、”場所をもたないギャラリー” の芸術レーベル「keshik.jp」の黒田純平が担当。
木村は商業フォトグラファーとして広告や雑誌などで撮影するかたわら、2011年頃から自身のライフワークとして作品制作を開始。 主に「存在する/存在していない」などの両極端と捉えられている事象の間に横たわる広大なグレーゾーンに触れることをステイトメントの中心に据え、コンセプチュアルな作品を展開している。
本展では、大阪で開催された国際アートフェア「UNKNOWN ASIA 2018」でグランプリを受賞した作品「SIGNS FOR [ ]」シリーズを出展。この作品は、街なかの何も描かれていないビルボード(看板)を被写体にし、青いネオンライトを施したもので、「意味が有ることと無いこと」というメッセージ性を込めた「時代のポートレート」とも言える作品だ。
このシリーズの合計10点の大作を、会場内1階のカフェ、ラウンジスペースと地下のギャラリースペースに展示。木村自身の世界観を鑑賞者も体験できる仕掛けも用意する。
なお本展は、京都で開催される国際写真芸術祭「KYOTOGRAPHIE 2021」のサテライト企画「KG+2021」に参加している。
会期:2021年9月17日(金)〜10月17日(日)※期間中の金・土・日・祝のみ
会場:KAGAN HOTEL -河岸ホテル-
時間:11:30〜17:00
入場料:500円 ※カフェまたは宿泊者は無料
京都府京都市下京区朱雀宝蔵町99