埼玉・秩父を拠点に活動するギタリスト・笹久保伸の西日本ツアーが、2021年9月24日(金)の名古屋公演を皮切りに、25日(土)大阪、26日(日)京都、27日(月)奈良と続く。大阪公演は、靱公園近くのブラジル音楽のショップ・CHOVE CHUVAにて。
笹久保は、クラシックギターから音楽キャリアをはじめ、2004〜2007年には、ペルー・アンデスの農村で音楽採集調査を行いつつ、その土地で13枚のアルバムをリリース。帰国後、2008年頃より「秩父前衛派」を立ち上げ、地元である秩父地域が持つ特異性に着目。郷土・民俗・歴史・民間伝承・民謡などを調査研究し、それを「作品」という形でアウトプットしていった。
今年6月に発表された30枚目のアルバム『CHICHIBU』では、ゲストミュージシャンと遠隔でやりとりしながら作品を制作。その相手は、ブラジルからモニカ・サウマーゾ、フリデリコ・エリオドーロ、アントニオ・ロウレイロ、ジョアナ・ケイロス、アメリカからはサム・ゲンデル。そして、同じ秩父を拠点とするマルコポロポロと、強烈な面々だ。制作過程の詳細は、「Latina」の以下インタビューに詳しい。
参考:【傑作『CHICHIBU』リリース】笹久保 伸 1万字ロング・インタヴュー(2021年9月22日閲覧)
アンデス、そして秩父という土地に根ざしながら、同時代を生きる音楽家やアーティストとのコラボレーションを行い、常に自身の音楽を更新し続けてきた笹久保。8月に開催された音凪での公演に続き、今回もその時/場でしか表れない音楽を期待したい。
「笹久保 伸 SOLO」
日付:2021年9月25日(土)
時間:開場17:30、開演18:00
会場:CHOVE CHUVA
料金:3,000円
出演:笹久保伸
大阪市西区京町堀1-13-2
藤原ビル2F