2017年の前回(+1art)では「エアリュム」と題しての個展であった(アクアリウムならぬエアリウム)、今回も殆ど変わらず線材を使って曲がりくねった線とその空気感を考えながら作品を作る。しかし、物理的な空気であれ雰囲気としての空気であれ、空気感を大切に考えている造形家は沢山おられる。そこで空気を積極的に捕まえることを考えて、空気の動き・風の作り出す情景を捏造したり、極端には空気をザルで捕まえる、そんな突拍子も無いことを考えながらの造形。
浮川 秀信(うきがわ・ひでのぶ)
大阪生まれ、1968年「あの画廊」にて初個展(F・R・Pによるオブジェ)。以後素材にこだわることなく造形を試みている。1976年須磨現代彫刻展、アートナウ77等。 大阪から奈良への転居を機に吉野杉の間伐材を削り組み立てる作品を作り始め、作品と共に周りの空間もテーマとする。細い木がますます痩せてここ10年くらいはピアノ線を素材に制作している。 近年の個展 2020, 2016年 gallery勇斎(奈良)、2019年 gallery猫亀屋(大阪)、2017年 +1art(大阪)、street gallery(神戸)(Webサイトより)
会期:2021年10月6日(水)〜16日(土)
会場:+1art
時間:12:00〜19:00(最終日〜17:00)
休廊:日・月・火曜日
問合:06-7712-6685
大阪市中央区谷町6-4-40