「ハイドンの交響曲を相撲を通して分析する」という珍しい趣旨のイベントが、中之島のアートエリアB1にて開催される。
豊中市を拠点とする日本センチュリー交響楽団が主催する、ハイドンの音楽をさまざまなゲストを招いて解説するトークシリーズの一環。今回出演する作曲家/ピアニストの野村誠は、「しょうぎ作曲」など独自の手法による音楽活動が、国内外で高く評価されている。大阪でも、日本センチュリー交響楽団のコミュニティプログラムの一環で、オーケストラによる就労支援プログラム「The Work」のディレクションに携わり、茨木市の前田文化で建物を解体する音を音楽として鑑賞する「騒音コンサート」の作曲・演奏など、野村ならではのユニークな活動を展開。
一方で野村は相撲に多大な関心を寄せており、今回野村とともに出演する鶴見幸代と樅山智子の3人で、「日本相撲聞芸術作曲家協議会」を立ち上げたほど。大相撲や相撲神事をリサーチし相撲に耳を傾けること(相撲聞=すもうぶん)により、新たな芸術創造に取り組んでいる。
2人のユニークな現代作曲家が、これまでに行った相撲研究を通して、ハイドンの作品を解説する。
なお、翌日(12月11日)には、豊中市立文化芸術センターにて、日本相撲聞芸術作曲者協議会の野村、鶴見、樅山による新作3曲が、日本センチュリー交響楽団のヴァイオリン奏者、小川和代のリサイタルにて演奏される。公演詳細 http://www.toyonaka-hall.jp/event/event-14738/
ラボカフェスペシャル/ハイドン大學 第18回「ハイドンの交響曲を相撲を通して分析する」
日時:2019年12月10日(火)19:00〜21:00
会場:アートエリアB1
ゲスト:鶴見幸代(作曲家)、野村誠(作曲家/ピアニスト、日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター)
カフェマスター:久保田テツ(アートエリアB1運営委員、大阪音楽大学准教授)
参加費:1,000円
定員:50名程度(要事前申込/先着順)
申込先:センチュリー・チケットサービス TEL 06-6868-0591(平日10:00〜18:00)
大阪市北区中之島1-1-1 京阪電車なにわ橋駅地下1階