【STATEMENT】
点=個人 線=集団 面=国家 立体=空間
一次元的な広がりの中では、点が、連続という過程を経て線へと変容する。
二次元的な広がりの中では、その点や線は、面へと変容する。
そして、三次元的な広がりの中では、それらは立体へと変容する。
現代では、情報が多次元的な広がりを持って展開していく。
現代の情報通信技術の発展は、マスコミュニケーションのための装置をあらゆる個人に開放した。
そこでは情報の流通する単位が、家族と親族、組織、農村と都市、社会階層、国家と国民社会、民族と国際社会へと広がり、また、オンラインとオフライン(バーチャルとフィジカル)というようにパラレルワールドも誕生し、さらに、それらが相互作用的な関係性を持つようになり、情報は、多次元的な拡大横断を見せている。
本展では、このような時代を背景として、5名の作家によって発せられる〈点-線-面-立体〉といった次元で情報を発する作品により構成し、各作家が発する作家の身体的・時間的情報への接触を通じて、彼らの提示する記憶、時間や思考といった情報の海を旅する中で、ひいては情報と鑑賞者自身の関係性を推し量る展覧会となりますと幸いです。(Instagramより)
グループ展”点線面立体”
参加作家:新井碧、大竹舞人、川獺すあ、鈴木大晴、高尾岳央会期:2022年6月17日(金)〜7月3日(日)
会場:Marco Gallery
時間:14:00~18:00、19:00〜21:00
休廊:月・火曜日
大阪市中央区南船場4-12-25
竹本ビル1F-3F-4F