看板やネオンサインなどの一般PR広告、イベント会場の設営や舞台装飾、公共広告に至るまで、大阪における広告美術活動の企画・製作・運営を幅広く手がける大阪広告美術協同組合(以下、OAC)。その一組織であるOAC技能士会が主催するシリーズ講演会「ものづくりのしごとを知る」の第2回が、2022年10月1日(土)に、あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワーで開催される。
本講演会は、さまざまな分野のつくり手に「ものづくり」の視点をひらき、技術や専門知識、思想の交流を図ることを目的とする。今回のゲストは、MacやWindowsに標準搭載されている「ヒラギノ」や「游ゴシック体」などを手がけた、書体設計士の鳥海修。高速道路の標識や地下鉄など駅のサインでもその書体はお馴染みだ。手書きからはじまる緻密な文字づくりの過程を、鳥海本人から聞く特別な機会に注目したい。
鳥海修(とりのうみ・おさむ)
1955年山形県生まれ。鳥海山の麓で育つ。書体設計士。多摩美術大学卒業後、1979年株式会社写研入社。1989年に有限会社字游工房を鈴木勉、片田啓一の3名で設立。1998〜2019年まで同社代表取締役。株式会社SCREENグラフィックソリューションズのヒラギノシリーズ、こぶりなゴシックなどを委託制作。一方、自社ブランドとして游書体ライブラリーの游明朝体、游ゴシック体など、ベーシック書体を中心に100以上の開発に携わる。2002年に第一回佐藤敬之輔賞、2005年にグッドデザイン賞、2008年に東京 TDCタイプデザイン賞を受賞。2007〜2017年まで京都精華大学で書体設計に関する教育や指導に当たる。現在、私塾「松本文字塾」塾長。
大阪広告美術協同組合技能士会
講演会「ものづくりのしごとを知る」第2回日時:2022年10月1日(土)14:00〜16:00
会場:あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー16階会議室
参加費:1,000 円
定員:100名(先着順)
参加方法:以下を明記の上、下記問合メールアドレスへ要申込
①参加者名 ②参加人数 ③勤務先名/学校名 ④住所 ⑤電話番号およびE-mailアドレス問合:06-6771-9010/oac.tori1001@gmail.com(大阪広告美術協同組合)
あいおいニッセイ同和損保
フェニックスタワー16階会議室
大阪市北区西天満4-15-10