北加賀屋の千鳥文化ホールにて、野原万里絵 の個展「雑景のパターン」が開催。
野原は1987年大阪府生まれ。2013年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。
絵を描く際の感覚的で曖昧な制作過程や思考回路への疑問から、描画道具の自作や多数のドローイング制作を経て、近年は協働制作による絵画作品も発表している。
特にこの2〜3年は、「VOCA展 2022」出品作家への選出、大阪府20世紀美術コレクション展「彼我の絵鑑」の招聘アーティストとしての出展、青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)での個展「埋没する形象、組み変わる景色」開催など活躍がめざましく、各方面から期待を集めている作家のひとりだ。
本展は、2021~2022年に制作した約60点のドローイングのみで構成した展示。野原にとって初めてのドローイング展となる。線や形を追求し淡々と手を動かし続ける、野原の日々の制作の姿勢を感じられる展示となりそうだ。
なお会期中、展示会場から徒歩圏内にある野原の制作拠点「Super Studio Kitakagaya」にて、秋のオープンスタジオが開催されるので、あわせて立ち寄りたい。
野原万里絵 ドローイング展「雑景のパターン」
会期:2022年9月29日(木)~10月23日(日)会場:千鳥文化ホール
時間:11:30~18:00
休館:火・水曜
料金:入場無料
大阪市住之江区北加賀屋5-2-28
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