大阪を拠点にローカル・カルチャーマガジン『IN/SECTS』を発行する、LLCインセクツ(以下、インセクツ)主催のマーケットイベント「KITAKAGAYA FLEA 2022 AUTUMN & ASIA BOOK MARKET」が、北加賀屋のクリエイティブセンター大阪(CCO)で、2022年10月22日(土)、23日(日)に開催される。
インセクツが雑誌づくりのなかで出会った、多様な分野の生産者、アートやデザインなどの表現、またものづくりに携わる作家が一堂に会する本企画は、文化を越えた交流を促し、新たな価値創造の可能性を探ることを目指すもの。イラストレーターによる似顔絵のほか、雑貨や日用品、植物などを扱うショップ、そしてスパイスカレーやアジア料理、クラフトビールなどを提供する飲食店が多数出店。関西をはじめとする個性的なラインナップを、十二分に楽しむ機会となる。
また、マーケットとあわせて行われるプログラムも必見だ。トークには、イラストレーターの朝野ペコ・木村耕太郎のセッションや、編集者/三輪舎の中岡裕介と装丁家の矢萩多聞による対談などが予定され、ライブにもキセルや原田茶飯事、オニ×pug27などのパフォーマンスのほか、北加賀屋のclub daphniaを中心に、フェミニズム/クィア思想をベースとして活動するコレクティブ「大工時間」によるDJが控える。
そして「ASIA BOOK MARKET」では、韓国、台湾、香港、また日本各地の独立系出版社や書店、リトルプレス制作者が、多彩なジャンルの書籍やZINEをセレクト(海外出店者は来日せず、商品のみを会場内で販売)。同時開催の「大阪てしごと市」でも、手芸作家・雑貨店がグッズ販売やワークショップを実施する。
なお、北加賀屋では同期間に、野原万里絵のドローイング展「雑景のパターン」が千鳥文化ホールで、また国際的に活躍する現代美術作家の大型作品の保管・展示を行う「Open Storage 2022 —拡張する収蔵庫—」がMASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)で、いずれも23日(日)まで開催中。ほかにも、京都市立芸大彫刻科有志展「サーフィン(ここにあるビーフン)」が北加賀屋各所にて展開されるため、「KITAKAGAYA FLEA 2022 AUTUMN & ASIA BOOK MARKET」とあわせて巡りたい。
KITAKAGAYA FLEA 2022 AUTUMN & ASIA BOOK MARKET
日時:2022年10月22日(土)12:00〜19:00 、23日(日)11:00〜18:30
料金:各日500円(再入場可)
※飲食物の持ち込み禁止
※出店者、ワークショップ、ライブなどの詳細はKITAKAGAYA FLEA公式Webサイトを参照
大阪市住之江区北加賀屋4-1-55
名村造船所跡地