2021年より豊中市立文化芸術センターが取り組む現代アート事業「とよなかアーツプロジェクト」は、音楽、美術、演劇などのジャンルを横断したクリエーションを通して、同センターを多くの人が集まる開かれた公共のアートセンターへと拡張し、新たな創造の波を興していくことを目的とする。2022年からは、地域リサーチをもとにした映像制作を始動し、第1回目の協働作家として映画監督・小田香を選出。今冬に予定されている新作公開のプレ企画として、2022年12月18日(日)に、小田を講師に迎えたフィルムペイント・ワークショップ「フィルム映画をつくろう」を開催する。
小田は1987年大阪府生まれ。映画作家であるタル・ベーラに師事し、2015年にボスニアの炭鉱をとらえた初の長編『鉱 ARAGANE』で山形国際ドキュメンタリー映画祭2017・アジア千波万波部門特別賞を受賞。また、2019年にはメキシコ・ユカタン半島に点在する泉と人々の営み・記憶をたどった『セノーテ』を発表し、第1回大島渚賞を受賞している。現地でのリサーチやインタビューのほか、スケッチや絵画表現などを行う映画制作の過程には、独自のアプローチが垣間見える。
本ワークショップでは、映画のフィルムを参加者が思い思いにペイントし、完成後に映写機で投影し鑑賞する。ペイントを施すという行為を通して、映ったものやシーンはどのように立ち上がるだろうか。1日限定の特別な機会をぜひ味わってほしい。
日時:2022年12月18日(日)14:00〜15:30
会場:豊中市立文化芸術センター多目的室
料金:500円
対象:小学生以上(小学3年生以下は要保護者同伴)
定員:10名 ※定員に達し次第締切
申し込み方法:
2022年11月19日(土)10:00から、豊中市立文化芸術センターチケットオフィスの電話(06-6864-5000)またはメールにて受付。メールの場合は、件名に「フィルム映画ワークショップ申込」、本文に①氏名(ふりがな)②参加人数 ③年齢(子どものみ)④電話番号を記入の上、info-bungei@toyonaka-hall.jpまで申込み。問合:06-6864-5000(豊中市立文化芸術センターチケットオフィス)
※受付時間は10:00~19:00、月曜休館
大阪府豊中市曽根東町3-7-2