北加賀屋の約1,000㎡の工場・倉庫跡に、宇治野宗輝、やなぎみわ、ヤノベケンジなど、国際的に活躍する現代美術作家の大型作品を保管・展示するMASK[MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]が、2023年10月27日(金)から10月29日(日)、11月3日(金・祝)から11月5日(日)の計6日間、一般公開「Open Storage 2023」を開催する。今年は、2019年度に公募を経てMASKに参画した、アーティスト・持田敦子のMASKでの集大成となる展示が行われる。
持田は、2021年にMASKの新たな入口となる作品《拓く》を制作、2022年にはその入口と巨大倉庫エリアを階段で接続し、場所・空間の意味や捉え方を変容させる壮大なインスタレーション作品《Steps》を展開した。2023年は、一連のプロジェクトの集大成として、《拓く》に続く空間で《Steps》の彫刻的なフォルムを追求するインスタレーションを制作する。
また、関連イベントとして、持田と金氏徹平、やなぎみわとのトークも開催。大規模な作品を手掛ける3名が、アーティストとして生きること、制作活動を続けていくことについて語る。
2018年、東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。同年、バウハウス大学ワイマール大学院Public Art and New Artistic Strategies修了。2018年から2019年にかけて、平成30年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツ、シンガポールにて研修。 プライベートとパブリックの境界にゆらぎを与えるように、既存の空間や建物に、壁面や階段などの仮設性と異物感の強い要素を挿入し空間の意味や質を変容させることを得意とする。
MASK[MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]「Open Storage 2023 -拡張する収蔵庫-持田敦子 拓く 2019-2023」
会期:2023年10月27日(金)~10月29日(日)、11月3日(金・祝)~5日(日)
会場:MASK[MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]
時間:12:00~18:00
料金:入場無料
問合: mask@chishima-foundation.com
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関連プログラム
日時:10月28日(土)13:30~15:30
会場:MASK
出演:持田敦子、金氏徹平、やなぎみわ
モデレーター:木ノ下智恵子
定員:50名
料金:参加無料
予約:こちらから要予約
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対話型作品鑑賞プログラム「アートのヒミツ基地?!みんなで探検ツアー」
日時:2023年10月29日(日)[1]12:00~、[2]14:00~、[3]16:00~
会場:MASK
対象:[1]12:00~ 小学校1~3年生、[2]14:00~ 小学校4~6年生[3]16:00~ 中学生~大人向け
※[1]および[2]の回は保護者の同伴が必要。ツアーには子どもたち本人のみ参加可(保護者はMASK内を自由に見学可)。定員:各回10名※要予約
料金:参加無料
予約:こちらから要予約
MASK [MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]
大阪市住之江区北加賀屋5-4-48